ウォルター・ホッジス
C・ウォルター・ホッジス(Cyril Walter Hodges、1909年3月18日 - 2004年11月26日[1])は、イギリスのケント出身の挿絵画家、歴史物語作家、児童文学作家[2]。
C・ウォルター・ホッジス Cyril Walter Hodges | |
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生誕 |
1909年3月18日 イングランド |
死没 | 2004年11月26日(95歳没) |
出身校 | ゴールドスミス・カレッジ |
著名な実績 | 挿絵、壁画、舞台装置デザイン、衣装デザインなど |
代表作 |
『銀のナイフ』(1956年) 『アルフレッド王の勝利』(1967年) |
C・ウォルター・ホッジス | |
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ジャンル | 歴史物語、児童文学 |
主題 | ウィリアム・シェイクスピア、他 |
代表作 |
『シェイクスピア劇場の再建』(1935年) 『コロンブス海を行く』(1939年) 『空とぶ家』(1947年) 『シェークスピアの劇場』(1964年)、他 |
主な受賞歴 | ケイト・グリーナウェイ賞(1964年) |
経歴
編集1928年にロンドンのゴールドスミス・カレッジを卒業。リヴァプールのエブリマンシアターで舞台装置や衣装のデザイナーを務め、さらに新聞や雑誌の挿絵画家として活躍した[2]。1934年にはロンドンの保険協会の建物の壁画を手掛け、新築祝いの式上で、当時の国王であるジョージ5世の称賛を受けた[2]。第二次世界大戦中はそれらの腕をいかし、カモフラージュの専門家としてノルマンディー上陸作戦に参加した[2]。
1935年には作家として、ウィリアム・シェイクスピアに関する『シェイクスピア劇場の再建』(The Globe Restored)を著した[2]。1939年に著した児童文学『コロンブス海を行く』(Columbus Sails)は、ホッジスの代表作の一つとされ[3]、イギリスで最も優れた児童文学の一つといわれる[2]。1947年の『空とぶ家』(The Flying House)は、小学校低学年から中学年の子供たちのための作品として、大変な人気を博した[2]。1964年には『シェークスピアの劇場』(Shakespeare's Theatre)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した[3]。
このほか、エリザベス・グージ、ローズマリー・サトクリック、ウィリアム・メインといった、著名な児童文学作家の作品の挿絵も手掛けた[2]。写実的で古風な描線が、歴史物語に生かされている[3]。挿絵画家としての代表作には、1956年の『銀のナイフ』(The silver sword)、1967年の『アルフレッド王の勝利』(The Marsh King A Story Of King Alfred)などがある[3]。
脚注
編集- ^ Nicholas Tucker. “C. Walter Hodges: Author-illustrator and Shakespeare scholar”. インデペンデント (Independent Print, Ltd.) 2018年8月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h ウォルター・ホッジス 著、神宮輝夫他 編『空とぶ家』渡辺茂男訳、学習研究社〈新しい世界の童話シリーズ〉、1965年11月10日(原著1947年)、172-174頁。 NCID BA33474456。(渡辺茂男『解説 原作者ウォルター・ホッジスについて』)
- ^ a b c d 『20世紀西洋人名事典』 2巻、日外アソシエーツ、1995年2月25日、1637頁。ISBN 978-4-8169-1271-9 。2018年8月24日閲覧。
外部リンク
編集- ウォルター・ホッジス - Goodreads
- "ウォルター・ホッジスの関連資料一覧" (英語). イギリス国立公文書館.