ウエストパック・エクスプレス

ウエストパック・エクスプレスWestpac Express, HSV-4676)は、オースタル社が建造した双胴高速フェリーである。軍事海上輸送司令部(MSC)が傭船しており、主にアメリカ海兵隊在日米軍などの輸送に使用されている。

ウエストパック・エクスプレス
那覇軍港から出港する「ウエストパック・エクスプレス」
基本情報
建造所 オーストラリアの旗 オースタル
運用者 アメリカ合衆国の旗 軍事海上輸送司令部
艦歴
竣工 2001年7月
要目
長さ 101.00m
26.64 m
吃水 4.29 m(満載状態)
機関 ディーゼル
主機 キャタピラー 3618 ディーゼルエンジン 4基
推進 ウォータージェット
出力 7,200 kW(1,050 rpm)
最大速力 33 ノット
巡航速力 20 ノット
航続距離 1,240 海里(33ノット/積載)
2,182 海里(20ノット/積載)
2,927 海里(20ノット/空荷)
乗員 24名(軍人11名/民間人13名)
搭載能力 兵員970名
ハンヴィー×153台またはAAV×12台、LAV×20台
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概要

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オーストラリアオースタル社で2001年に建造された。ハルナンバーは130である。

2008年11月、オースタルUSAは統合高速輸送艦計画(JHSV)においてスピアヘッド級遠征高速輸送艦の建造を受注した。ウエストパック・エクスプレスの運用実績を踏まえた設計で、最大10隻を建造する。スピアヘッド級はアメリカ海軍アメリカ海兵隊アメリカ沿岸警備隊によって統合運用される予定である。[1]

運用

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本船はオースタル・ハル130チャータリング有限責任会社(Austal Hull 130 Chartering, LLC)が所有している。

2007年2月、軍事海上輸送司令部はオースタル・ハル130チャータリングと2011年9月までの4年間(1年間のオプションを含む)で13,395,944ドルの固定価格契約を結んだ。2011年12月、契約は更新され、2014年1月まで延長された。[2][3]2014年10月、第3海兵遠征軍の極東地域での運用サポートのために契約が再度更新された。

2002年には、アメリカ太平洋軍の一員としてタイで行われたコブラゴールド2002に参加した。

2011年3月には、東日本大震災への米国の対応の一環(トモダチ作戦)として運用された[4]。この際の活躍により表彰され、メダル(en:Merchant Marine Outstanding Achievement Medal)が授与された。横浜で軍事海上輸送司令部のマーク・H・バズビー海軍少将が乗船して式典が行われた。[2]

脚注

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外部リンク

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