ウィリアム・フート・ホワイト
ウィリアム・フート・ホワイト(英語: William Foote Whyte、1914年6月27日 - 2000年7月16日)は、アメリカ合衆国の社会学者。
ランシングの自宅にて(1996年) | |
人物情報 | |
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生誕 |
1914年6月27日 アメリカ合衆国 |
死没 | 2000年7月16日 (86歳没) |
出身校 | スワースモア大学 |
学問 | |
研究分野 | 社会学 |
研究機関 | コーネル大学ニューヨーク州産業労働関係学部(ILR) |
経歴
編集上中流階級の家庭に生まれ、経済や社会改革に関心を持った。スワースモア大学を卒業し、シカゴ大学大学院の博士課程に進学。その後、オクラホマ大学で教鞭を執ったが、1943年にポリオを発症し、2年間療養生活を送った。1944年、一時シカゴ大学に戻ったが、1948年からコーネル大学のニューヨーク州産業労働関係学部(The New York State School of Industrial and Labor Relations)で教鞭を執った。
研究内容・業績
編集ボストンのイタリア人コミュニティでの参与観察を元に著した『ストリート・コーナー・ソサエティ』(1943年)は、都市社会学におけるエスノグラフィの古典的名著であり、ホワイトをこの分野のパイオニアにした。
著作
編集- Pattern for industrial peace. Harper & Bros., 1951.
- 『労使が手を握り合うまで : 産業平和の典型』石田磯次訳, 日刊労働通信社 1959年
- Man and organization: three problems in human relations in industry. Homewood, Ill.: R. D. Irwin, 1959.
- 『人間と組織 : 産業における人間関係の三つの問題』桜井信行訳, ダイヤモンド 1961年
- Making Mondragon: the growth and dynamics of the worker cooperative complex. ILR Press, 1988.
- Street Corner Society The University of Chicago Press, 1993.