ウィリアム・ジョン・サリバン
ウィリアム・ジョン・サリバン(William John Sullivan、より一般的には、ジョン・サリバン(John Sullivan)[3]として知られる)は、1976年12月6日生まれの、ソフトウェアの自由を守る活動家、ハッカーそして文筆家である。ジョンは、2003年初頭にフリーソフトウェア財団(Free Software Foundation; FSF)に従事し始め、現在はその執行役員(executive director)を務めている[4]。彼はまた、GNUプロジェクトのスポークスマンならびにウェブ管理者も務めている。フリーソフトウェア作家として、彼はまた、GNU EmacsテキストエディタのPlannermode[5]ならびにdelicious-el[6]パッケージのメンテナである。
John Sullivan | |
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生誕 |
William John Sullivan 1976年12月6日(48歳) |
住居 | ボストン[1] |
雇用者 | フリーソフトウェア財団[2] |
フリーソフトウェア並びにフリーカルチャー[注釈 1]双方のコミュニティで活動するサリバンは、実は、哲学学士号(Bachelor of Arts in philosophy)ならびに筆記・詩学の修士号(Master of Arts in Writing and Poetics)を授与されている。大学在学中においては、サリバンは弁論(ポリシー・ディベート)に長けており、CEDA Nationalsの決勝戦、ならびにNDTの準決勝戦に勝ち残った実績を持つ[7]。
2007年まで、ジョンは、Defective by Design、BadVistaそしてPlay Ogg運動を全面に背負って立つ、主要な折衝担当者だった。彼はまた、2006年7月まで、GNUプロジェクトのウェブ管理者長(Chief-webmaster)も務めていた[8]。
GNUプロジェクトの弁士として
編集ジョンは現在、英語による、次の話題に関する講演を行っている[9]:
- デジタル"制約"管理(Digital Restrictions Management)[10]。
- 特許やプロプライエタリなライセンスで縛られたメディア・フォーマットの危険性。またそれに対抗するFSFのPlay Ogg運動について。
- Microsoft Windows Vistaの代わりとなる、フリーソフトウェアを推奨することについて。FSFのBadVistaキャンペーンについて。
- あなた方には何ができるか: フリーソフトウェアの思想を伝え、組織化するための戦略について。
- "Why software should be free ?" (なぜソフトウェアはフリーとなるべきなのか。)
- GPLバージョン3、そしてフリーソフトウェアライセンスの導入について。
- FSF/GNUが最優先で取り組むフリーソフトウェアプロジェクトについて[11]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ Sullivan, William John. “Contacting John Sullivan”. LiveJournal. 2010年2月24日閲覧。
- ^ Matt Lee (2010年12月28日). “Mailing address and telephone/fax numbers”. Free Software Foundation. 2011年2月23日閲覧。
- ^ “John Sullivan: Hello There”. wjsullivan.net (2008年11月18日). 2011年2月23日閲覧。
- ^ “FSF announces new executive director”. Free Software Foundation (2011年3月7日). 2011年3月24日閲覧。
- ^ “EmacsWiki: Planner Mode”. www.emacswiki.org (2010年12月20日). 2011年2月23日閲覧。
- ^ “John Sullivan: delicious-el”. wjsullivan.net (2010年10月18日). 2011年2月23日閲覧。
- ^ “NDT Results 1997-2005”. American Forensic Association. 2011年3月24日閲覧。
- ^ “We are the GNU Webmasters!”. www.gnu.org (2010年12月15日). 2011年2月23日閲覧。
- ^ “GNU and Free Software Speakers”. www.gnu.org (2010年12月10日). 2011年2月23日閲覧。
- ^ この用法は、詳しくは次のウェブページを見よ “Words to Avoid (or Use with Care) Because They Are Loaded or Confusing”. www.gnu.org (2010年12月12日). 2011年2月23日閲覧。(参考までに、DRMについては訳されていないが、「避けるべき表現」の日本語訳は次にある。 “混乱を招くかその危険がある、避けた方が良い言葉と言い回し”. www.gnu.org (2002年3月1日). 2011年2月23日閲覧。)GNUプロジェクトならびにFSFは、デジタル著作権管理というのは、ユーザーを混乱させるプロプライエタリソフトウェア業界のプロパガンダであるとして、その用語の是正に努めている。Defective by Designも見よ。
- ^ John Sullivan (2011年1月31日). “High Priority Free Software Projects”. Free Software Foundation. 2011年2月23日閲覧。