イーストボーン駅
イーストボーン駅(イーストボーンえき、Eastbourne railway station)は、イングランド、イースト・サセックス州イーストボーンにある鉄道駅。
イーストボーン | |
---|---|
駅舎 | |
Eastbourne | |
所在地 |
イングランドイースト・サセックス州 イーストボーン |
所属事業者 | ナショナル・レール |
管理者 | ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ |
所属路線 | イースト・コーストウェイ線 |
電報略号 | EBN |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
開業年月日 | 1849年5月14日 |
歴史
編集1849年5月、ロンドン・ブライトン・アンド・サウス・コースト鉄道によりポールゲートからイーストボーンまでの路線が開業した。
初代駅舎
編集初代駅舎は木造の小さな駅舎で、1849年から66年まで利用された。初代駅舎があったのはアッパートン・ロードだと言われている。
現在の駅舎(2代目)
編集イーストボーンへの乗客増に伴い、1872年に駅移転が行われた。これを取り仕切ったのは主任技師のフレデリック・バニスターであり、駅は少し東側へ移設された。その後1886年にはF・D・ブリックが設計した駅舎が新設された。新駅舎にはルイス駅と似たアーチ型のひさしと、天窓のついた屋根が設けられた。ホームは4つ設置され、その長さは数回にわたって延長されてきた。2番線と3番線の間には2本のループ線が設置されていたが、1・2番線ホームの拡張に伴って1本が廃止された。1977年4月には環状道路の建設に伴って4番線ホームが短縮され、12両対応から8両対応になった。その後、このホームは1991年の改良によって使用されなくなった。
かつては駅北側に貨物駅や操車場が設置されていたが、現在は駐車場などに転用されている。
車庫
編集1849年には小さな機関庫が設置されたが、76年には廃止されて扇形庫に転用された。しかし、その後1912年にはこの車庫も解体された。1911年には7両を収容できる車庫が新設されたが、第二次世界大戦時の爆撃によって大被害を受け、修理されずに廃止された。その後1952年に車庫が閉鎖され、1965年までは解体前の機関車置き場として利用されていた。1968年には屋根も撤去され、現在は一部が留置用の側線として利用されている。
信号扱所
編集現在も建物が残る信号扱所は、1882年に設置され、最初は108本の機械てこで駅、貨物駅、車庫の管制を行っていた。その後1934年にレバーの本数が72本となり、1991年にコントロールパネル方式となった。その後、2015年に運転指令所での集中制御に切り替えられ、信号扱所はその役目を終えた。
年表
編集運行頻度
編集オフピーク時間の列車の運行頻度は次の通りである。
- ネットワーク・レール(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ(「サザン」ブランド)による運行)
- ロンドン・ヴィクトリア駅方面 毎時2本
- ブライトン駅方面 毎時2本
- アシュフォード国際駅方面 毎時1本
- オア駅方面 毎時1本
- ヘイスティングス駅方面 毎時1本
駅構造
編集頭端式2面4線のホームを持つ地上駅で改札口は南西側の1箇所のみ。そのほか駅構内には売店やATMなどが設置されている[1]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1〜3 | ■イースト・コーストウェイ線 | 上り | ロンドン・ヴィクトリア、ブライトン方面 |
下り | ヘイスティングス、アシュフォード方面 |
駅周辺
編集- ブライトン大学イーストボーン・キャンパス
- イーストボーン・カレッジ - パブリックスクール
隣の駅
編集- ネットワーク・レール
- イースト・コーストウェイ線
- ■ サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)
- ハンプデン・パーク駅 - イーストボーン駅 - ハンプデン・パーク駅
- ■ サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)
脚注
編集- ^ a b “Station facilities for Eastbourne”. National Rail Enquiries. 2021年9月13日閲覧。