イル・ディーヴォ

4人組のヴォーカル・グループ

イル・ディーヴォIl Divo)は、2004年11月、イギリスでデビューした4人組のヴォーカル・グループ。

イル・ディーヴォ
(左から)セバスチャン、カルロス、デイヴィッド、ウルス(2005年)
基本情報
ジャンル クラシカル・クロスオーバー
活動期間 2004年 - 現在
レーベル ソニー・ミュージックエンタテインメントSony BMGBMG JAPAN
公式サイト ildivo.com
メンバー デイヴィッド・ミラー
セバスチャン・イザンバール
ウルス・ブーラー
スティーヴン・ラブリエ
旧メンバー カルロス・マリン

概説

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これまでのアルバム・トータル・セールスは、全世界で2600万枚以上。ナンバーワンを50回以上獲得、33ヶ国以上でゴールドまたはプラチナ・ディスクに計160回認定。 ワールド・ツアーを4回にわたって行ってきた[1]

クラシック音楽声楽ポピュラー音楽を歌うクラシカル・クロスオーバーの様式を表現するため、イギリスの名物プロデューサーであるサイモン・コーウェルの手により、2003年に結成された。彼ら自身は、自分たちの音楽をポペラ(ポップ+オペラ)と形容している。

2004年のデビュー作『イル・ディーヴォ』で全英1位となる。その他25か国以上でチャート5位以内に入り、一躍人気グループとなった。2006年発売の第2作目『アンコール』も成功を収め、同年のFIFAワールドカップのテーマソング「タイム・オブ・アワ・ライヴズ」も大人気となり、2試合の会場でトニー・ブラクストンとともに歌った。

これまでに、様々なアーティストと共演しているが、最も有名なのはCDセールスが2億枚を超える、カナダ出身の世界的歌姫セリーヌ・ディオンである[2]

また、2014年のワールドツアーではアラジンホール・ニュー・ワールド等のヒット曲で知られるレア・サロンガや、イギリスの人気歌手キャサリン・ジェンキンス等と共にツアーを廻った。

また、2016年春に再びジャパン・ツアーを行う。最終公演の会場である日本武道館公演はソールドアウトになり、追加公演が設けられた。

カルロスの死去、スティーヴンの加入

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2021年、カルロス・マリンが新型コロナウィルスの感染によって死去。2022年からは暫定的にスティーヴン・ラブリエが後任のバリトン担当として入り、ツアーも一緒に回っていたが、2023年に正式にメンバーとして加入[3]。ウルスはスティーヴンについて「しっくりくる。彼はグループに新しい空気を運んでくれるんだ。彼を見つけることができて、そしてグループに加入してくれて我々は幸運だ。」と評している[3]

日本との関わり

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2012年

東日本大震災の被災地訪問や、2014年の日本公演のDVDの全世界リリース、また頻繁に来日公演を行うなど親日的な面がよく見られる。

2008年には『徹子の部屋』にも出演した[4]

メンバー

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元メンバー

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作品

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アルバム

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スタジオ・アルバム

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タイトル 発売日 規格 規格品番
1st イル・ディーヴォ - Il Divo 2005年8月24日 CD+DVD BVCM-34040、BVCM-34041 (初回生産限定盤)
CD BVCM-31166
2008年11月26日 SHM-CD BVCM-34451
2nd アンコール - Ancora 2006年3月22日 CD+DVD BVCM-34451、BVCM-38009
2008年11月26日 SHM-CD BVCM-34452
3rd オールウェイズ-SIEMPRE- - SIEMPRE 2006年11月29日 CD+DVD BVCM-38020、BVCM-38021
2008年11月26日 SMH-CD BVCM-34453
4th クリスマス・コレクション - The Christmas Collection 2006年12月6日 CD BVCM-31202
5th プロミス デラックス・ヴァージョン - The Promise 2008年11月26日 CD+DVD BVCP-25168、BVCP-25169 (初回生産限定盤)
プロミス - The Promise CD BVCP-21650
6th ウィキッド・ゲーム - Wicked Game 2011年11月9日 CD+DVD SICP-3313〜SICP-3314 (初回生産限定盤)
CD SICP-3315

ライブ・アルバム

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タイトル 発売日 規格 規格品番
1st ライヴ・イン・バルセロナ 2009 - AN EVENING WITH IL DIVO LIVE IN BARCELONA 2009 2009年12月9日 CD+DVD SICP-2475、SICP-2476 (期間生産限定盤)

ベスト・アルバム

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日本編集盤

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タイトル 発売日 規格 規格品番
1st IL DIVO LOVE SONGS - Inspired by the film Andalucia/アンダルシア〜イル・ディーヴォ・ラヴ・ソングス 2011年6月8日 CD SICP-3134 (期間生産限定盤)

映像作品

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パフォーマンス映像

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タイトル 発売日 規格 規格品番
1st アンコール - Encore 2006年4月26日 DVD BVBM-31059
2nd アット・ザ・コロシアム - AT THE COLISEUM 2009年3月25日 DVD BVBP-21079

ライブ映像

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タイトル 発売日 規格 規格品番
1st ライヴ・アット・ザ・グリーク 〜IL DIVO ワールド・ツアー2006 - Live at The Greek 2007年1月10日 DVD BVBM-31068
2nd ライヴ・イン・ロンドン - LIVE IN LONDON 2011年11月30日 DVD SIBP-203

参加作品

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ライブ・アルバム

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タイトル 発売日 規格 規格品番 収録曲
バーブラ・ストライサンド / ライヴ・イン・コンサート2006年 - Live in Concert 2006 2007年7月18日 CD SICP-1478、SICP-1479 エバーグリーン (Evergreen)、マイ・ウェイ (My Way (A Mi Manera))、ミュージック・オブ・ザ・ナイト (Music Of The Night)、サムホエア (Somewhere)、センツァ・カテーネ (Senza Catene)、レグレサ・ア・ミ (Regressa A Mi)

オムニバス・アルバム

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タイトル 発売日 規格 規格品番 収録曲
VOICES〜2006FIFAワールドカップ・ドイツ大会 公式アルバム - Voices from the Fifa World Cup 2006年5月24日 CD BVCM-31192 タイム・オブ・アワ・ライヴズ (The Time Of Our Lives)
「外交官・黒田康作」オリジナル・サウンドトラック 2011年3月9日 CD SICP-3065 タイム・トゥ・セイ・グッバイ (Time To Say Googbye)

書籍

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タイトル 著者 発売日 出版社 図書コード
ロマンシング ザ ワールド イル・ディーヴォ
- Romancing the World: A Biography of Il Divo
アレグラ・ロッシ(非公式) 2006年1月25日 集英社 ISBN 4087804542
(ISBN-13 978-4087804546)
IL DIVO OUR STORY ぼくたちの物語
- Il Divo: Our Music, Our Journey, Our Words
イル・ディーヴォ 2008年11月 青志社 ISBN 4903853438
(ISBN-13 978-4903853437)

タイアップ

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起用年 曲名 タイアップ 収録作品
2005年 MAMA (MAMA) 日本テレビ系『きょうの出来事』ウェザーテーマ イル・ディーヴォ - Il Divo
2007年 サムホエア (Somewhere) テレビ神奈川洋楽天国 TUESDAY』テーマソング オールウェイズ-SIEMPRE- - SIEMPRE
2007年2月 サムホエア (Somewhere) パナソニックVIERA」LX75/70シリーズ『動きに強い「液晶」できました!』篇TV−CMソング オールウェイズ-SIEMPRE- - SIEMPRE
2011年1月27日 - 3月17日 タイム・トゥ・セイ・グッバイ (Time To Say Goodbye) フジテレビ系『外交官・黒田康作』(第三話 - 第十話(最終話)) エンディングテーマ 「外交官・黒田康作」オリジナル・サウンドトラック
2011年6月 タイム・トゥ・セイ・グッバイ (Time To Say Goodbye) 東宝配給映画『アンダルシア 女神の報復』 テーマソング 「外交官・黒田康作」オリジナル・サウンドトラック
2011年11月1日 - タイム・トゥ・セイ・グッバイ (Time To Say Goodbye) トヨタ アルファード『スケート篇』TV-CMソング ウィキッド・ゲーム - Wicked Game


脚注

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  1. ^ a b プロフィール IL DIVO  Sony Music
  2. ^ 『クリスマス・コレクション』(CD)ブックレット、BMG JAPAN、2016年。
  3. ^ a b Salazar, Francisco (17 August 2023). “Baritone Steven LaBrie Officially Joins Il Divo”. https://operawire.com/baritone-steve-labrie-officially-joins-il-divo/ 19 June 2024閲覧。 
  4. ^ 2022年7月28日の追悼特集でカルロス・マリンが2021年12月に死去したことを取り上げた。
  5. ^ Shapiro, Gregg (2023年11月29日). “Hot Baritone: An Interview with Steven LaBrie of Il Divo”. Philadelphia Gay News. 2024年10月24日閲覧。

外部リンク

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先代
2002年・日本・韓国
アナスタシア
『Boom』
FIFAワールドカップ
公式イメージソング・
アーティスト
2006年・ドイツ
『Time Of Our Lives』
トニー・ブラクストンと)
次代
2010年・南アフリカ
ケイナーン
『Wavin' Flag』