イプティーメー
イプティーメー(古希: Ἰφθίμη, Iphthīmē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイプティメとも表記される。主に、
の2人が知られている。以下に説明する。
イーカリオスの娘
編集このイプティーメーは、イーカリオスとペリボイアの娘で、トアース、ダマシッポス、イメウシオス、アレーテース、ペリレオース、ペーネロペーと兄弟[1]。ペライの王エウメーロスと結婚し[2]、おそらくゼウクシッポスの母となった。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』によると、女神アテーナーは思い悩んで眠るペーネロペーを慰めるためにイプティーメーに似せた幻を作り、ペーネロペーの夢枕に立たせた[3]。しかしペーネロペーの妹はメデーとも[4]、ヒュプシピュレーであるとも言われた[5]。