イソマツ科
イソマツ科(イソマツか、Plumbaginaceae)は双子葉植物の科で、約24属800種の草本または低木(一部つる性)からなる。
イソマツ科 | ||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Plumbaginaceae Juss. (1789) | ||||||||||||||||||
属 | ||||||||||||||||||
本文参照 |
特徴
編集花は放射相称の両性花。がくは筒状で乾燥し、結実時まで残る。花弁および雄蕊は5。雌蕊は5心皮からなり、花柱も5本に分かれる種もある。子房は上位1室で胚珠を1個だけ含む。果実は蒴果(横に裂開)または堅果。
世界的に広く熱帯から寒帯まで分布するが、乾燥や塩分に強い種が多く、特に地中海沿岸や中央アジアの乾燥地あるいは海岸に多い。日本にはイソマツ属のウコンイソマツ(南西諸島、さらに2変種・2品種に分類される)とハマサジ(東北地方以南)、センカクハマサジ(尖閣諸島・魚釣島固有種)[1]、タイワンハマサジ(八重山列島・仲の神島)[2]の4種が海岸に自生する。
花弁が白のほか赤、青、黄など美しい色をもつものが多く、アルメリア、ハナハマサジ(通称: スターチス)、ルリマツリなどが観賞用に栽培される。
従来は独立のイソマツ目とされていたが、分子系統解析の結果を基にするAPG植物分類体系ではタデ科と姉妹群であるとしてナデシコ目に入れている。
主な属
編集脚注
編集- ^ 新城和治; 松村俊一; 横田昌嗣『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版 菌類編・植物編 3.4 維管束植物』(レポート)沖縄県、2017年3月、237-238頁。オリジナルの2024年8月25日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 新城和治; 松村俊一; 比嘉清文; 横田昌嗣『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版 菌類編・植物編 3.4 維管束植物』(レポート)沖縄県、2017年3月、238頁。オリジナルの2024年8月25日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
編集外部リンク
編集- Plumbaginaceae in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 7, May 2006 [and more or less continuously updated since].
- Plumbaginaceae in Watson, L., and Dallwitz, M.J. 1992 onwards. The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, and information retrieval. Version: 1st June 2007