イスラーフィール
イスラム教におけるラファエル、音楽をつかさどる天使
イスラーフィール(アラビア語: اسرافيل)はイスラム教において、最後の審判の裁きを知らせるラッパを吹くといわれ、音楽をつかさどる天使。イスラフェル。イスラフィル。
その日までは地獄を見回る役目があるのだが、地獄で苦しむ罪人を目にすると胸を打たれ、嘆き悲しむ。このときのイスラフィルの涙が、雨なのだという。アッラーがこれを止めないと、溢れ出た涙が地上に洪水をもたらすのだと信じられている。ダンテの「神曲」に登場する「黒い天使たち」は、イスラーフィールがモデルなのではないかと考えられることがある。
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