イスラエル・ファン・メッケネム
ドイツの版画家 (1450-1503)
イスラエル・ファン・メッケネム(Israhel van Meckenem、1450年頃-1503年11月10日)は、ドイツの版画家である。同名の版画家、金細工師の父親(Israhel van Meckenem der Ältere: c.1430-after 1466)と区別するために「Israhel van Meckenem der Jüngere」と呼ばれることがある。
イスラエル・ファン・メッケネム Israhel van Meckenem | |
---|---|
メッケネム作「妻といる自画像」(c.1490) | |
生誕 | 1450年頃 |
死没 |
1503年11月10日 ボコルト(Bocholt) |
略歴
編集銅版画家の父親のイスラエル・ファン・メッケネムはフランドルのメヘレンの出身でヴェストファーレンのボコルト(Bocholt)に工房を開いていた。姓の「ファン・メッケネム」は、父親の一族の出自がラインラントのメッケンハイム(Meckenheim)であることに由来するとされる。
父親や「E.Sの画家」に師事した。主にエングレービングの作品を500点以上制作しており、マルティン・ショーンガウアーやアルブレヒト・デューラーの作品を模した物が多くみられる。版画の出版の仕事もした。
作品
編集- 「モリスカダンス」 エングレービング 1475年ころ
- 「聖グレゴリウスのミサ」
-
「悪い女」
-
「ベッドに座るカップル」
参考文献
編集- 国立西洋美術館「デューラー展」2011年
- 国立西洋美術館「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」2016年