イジス(Izis、本名: イスラエリス・ビデルマナス Israëlis Bidermanas、1911年1月17日-1980年5月16日)は、フランスの写真家。当時ロシア帝国領であったリトアニアマリヤンポレ生まれ。ユダヤ系の家系に生まれる。若くしてパリに移る。

彼は、第二次世界大戦中から戦後にかけてパリで活躍した。その作品は、いわゆる「パリ写真」の系譜に連なり、都市写真と呼べる作品を多く撮影した。イジスはブラッサイ、カルティエ=ブレッソン、ドアノー、サビーヌ・ヴァイス、ロニスらのフランス・ヒューマニスト写真のグループの主要な写真家となり、都市とその町に生活する人々を詩的なイメージで表現する作品を発表した[1][2]

パリで没する。

日本での展覧会

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  • 巴里を愛した異邦人 イジス写真展 1944-1980
    • 東京 青山ベルコモンズ9Fクレイドルサロン 1994年12月28日-1995年1月12日
    • 大阪 ナビオ美術館 1995年3月24日-4月18日
    • 企画・制作 G.I.P. Tokyo
  • シャガール展-写真家イジスの撮ったシャガール-(上野の森美術館、2007年10月13日(土)~12月11日(火))

欧米での展覧会

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写真集

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  • イジス写真集(トレヴィル、1989年)
  • IZIS Captive Dreams Photographs 1944-1980, Marie De Thezy, Thames & Hudson Ltd., 1993年

脚注

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  1. ^ Rediscovering the Genius of Sabine Weiss, the Last Humanist Photographer 2024年1月16日閲覧
  2. ^ "Izis"; in The Oxford Companion to the Photograph, ed. Robin Lenman (Oxford: Oxford University Press, 2005; ISBN 0-19-866271-8

関連項目

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外部リンク

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