イシシャコ(石鷓鴣、学名:Ptilopachus petrosus)は、キジ目キジ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でイシシャコ属を形成する。最新の研究結果に基づき、本種をナンベイウズラ科に移し、またイシシャコ属にコンゴモリシャコ(Francolinus nahani)も含む説が出されている。この場合属名は記載の古いイシシャコのPtilopachus が優先される。(イシシャコは1789年が初出、コンゴモリシャコは1905年が初出)[1]

イシシャコ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: イシシャコ属
Ptilopachus
: イシシャコ
P. petrosus
学名
Ptilopachus petrosus
(Gmelin, 1789)
和名
イシシャコ
英名
Stone Partridge

分布

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アフリカ中東部(ガンビアからカメルーンスーダンエチオピアザイールからケニア)に分布する。

形態

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体長24-28cm。雌雄同色である。全体に暗い褐色で、頭部から翼にかけて不明瞭な白い斑がある。尾羽は14枚。脚は赤く、嘴は濃い灰色か暗い褐色である。足に距はない。

生態

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岩石の多い丘陵地帯に、番いか家族群で生息する。尾羽を上下させながら岩の上を走り回る姿がよく観察される。

繁殖期は12月頃で、地上の窪みに枯れ草などを敷いて営巣する。1腹4-6個の卵を産む。

亜種

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以下の4亜種に分類される。

  • Ptilopachus petrosus petrosus
  • Ptilopachus petrosus brehmi
  • Ptilopachus petrosus major
  • Ptilopachus petrosus florentiae

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 キジ目』、財団法人東京動物園協会、1987年、95頁
  1. ^ http://mapress.com/zootaxa/2013/f/z03670p098f.pdf なお、シャコ属(Francolinus)の模式種はコンゴモリシャコではないため、この分類の見直しでもシャコ属の名は依然有効である