イクルシベ山
イクルシベ山は、北海道の川上郡弟子屈町にある標高727mの山である。
イクルシベ山 | |
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美幌峠から望むイクルシベ山 | |
標高 | 727 m |
所在地 |
日本 北海道 川上郡弟子屈町 |
位置 | 北緯43度31分22秒 東経144度18分24秒 / 北緯43.52278度 東経144.30667度座標: 北緯43度31分22秒 東経144度18分24秒 / 北緯43.52278度 東経144.30667度 |
種類 | 成層火山? |
プロジェクト 山 |
概要
編集釧路市と弟子屈町の境にある特宍牛(896.5m)から東に伸びる尾根上に位置する。一般的に山頂は727m峰とされているが、東には山頂よりも高い754.9m峰があり、ここには三等三角点「育留蘂山」が設置されている[1]。約280万年前から約220万年前に活動したとされる成層火山と考えられており、イクルシベ山溶岩が分布する[2]。
山名はイクルシベ山から尾札部川へ流れる川を指したアイヌ語の「ユック・ルベシベ(鹿・越す路)」が由来である[3]。三角点名の「育留蘂山」は漢字表記にしたものである。
登山
編集育留蘂谷林道から登り始める。イクルシベ山から北に伸びる尾根には岩田主山があり、主なルートは岩田主山を登ってから尾根を辿ってイクルシベ山を目指すルートや、北北東を流れるポント川を遡上して山頂を目指す。登山道はないためイクルシベ山は笹藪を漕ぐ必要がある。ポント川上部はゴルジュ帯となっている。
脚注
編集- ^ “基準点成果等閲覧サービス”. sokuseikagis1.gsi.go.jp. 2025年1月10日閲覧。
- ^ “イクルシベ - Quaternary_Volcano_DB/Japan”. unit.aist.go.jp. 2025年1月11日閲覧。
- ^ 『弟子屈町史』弟子屈町史編さん委員会、1981年。