イギリス国鉄101形気動車
イギリス国鉄101形気動車(イギリスこくてつ101がたきどうしゃ、英語:British Rail Class 101)は、1956年に登場したイギリス国鉄の気動車である。1956年から1959年にかけてメトロキャメルにより製造された[1]。
イギリス国鉄101形気動車 | |
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国鉄時代の101形気動車 | |
基本情報 | |
運用者 | イギリス国鉄 |
製造所 | メトロキャメル |
製造年 | 1956年 - 1959年 |
製造数 | 527両 |
運用終了 | 2003年 |
主要諸元 | |
編成 | 2両・3両・4両編成 |
軌間 | 1,435 mm |
最高速度 | 113 km/h |
車両重量 |
32.5 t (動力車) 27.5 t (付随車) |
長さ | 17.37 m |
幅 | 2.82 m |
高さ | 3.77 m |
動力伝達方式 | 機械式 |
機関 | BUT 6気筒ディーゼルエンジン × 2基 |
機関出力 | 150 HP (112 kW) |
変速機 | 4速遊星歯車機構 |
制動装置 | 真空ブレーキ |
概要
編集イギリス国鉄の第一世代気動車における最大世帯の形式であり、527両が製造された[2]。全長は17.37m、機関は出力150HPのBUT製ディーゼルエンジンを1両に2基搭載、最高速度は113km/h、動力伝達は機械式である[3]。
主にイングランド、ウェールズ、スコットランドの各地方線区に投入され、蒸気機関車牽引の列車を置き換えた。最長47年の長きに渡って運用され、2003年12月に運用を終了している[2]。2003年12月21日にはさよなら運転が行われた[1]。
登場作品
編集『汽車のえほん』およびその映像化作品『きかんしゃトーマス』に登場する気動車、「デイジー」(Daisy)のモデルとなった。
脚注
編集- ^ a b Roger Marks, "Heritage DMUs: The Final Years", Amberley Publishing Limited, 2015. ISBN 1445640295.
- ^ a b BR Class 101 DMU No. 101680 - North Yorkshire Moors Railway、2018年5月28日閲覧。
- ^ Class 101 - The Railway Centre.Com
外部リンク
編集- Class 101 DMU - RAILCAR.co.uk
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