イエナ橋
パリの橋
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イエナ橋(仏 : Pont d'Iéna)はフランス、パリのセーヌ川に架かる石造アーチ橋である。7区側エッフェル塔の足下にあり、セーヌ川を挟んだ対岸16区にはトロカデロ庭園及びシャイヨ宮がある。
イエナ橋 | |
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基本情報 | |
国 | フランス |
所在地 | パリ(7区、16区) |
交差物件 | セーヌ川 |
設計者 施工者 |
ガスパール (Gaspard)、コルネイユ・ラマンデ (fr)、 ジャック・マレ (fr)、J・モラヌ (J. Morane) |
建設 | 1808-1814年 |
座標 | 北緯48度51分35秒 東経2度17分32秒 / 北緯48.85972度 東経2.29222度 |
構造諸元 | |
形式 | アーチ橋 |
材料 | 石 |
全長 | 155m |
幅 | 35m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
陸軍士官学校(エコール・ミリテール)に面する橋の建設を決めたのはナポレオンで命令は1807年、ワルシャワから発せられた。橋の名前はもともと「シャン・ド・マルス橋」または「士官学校橋」になるはずだったが1806年のイエナ・アウエルシュタットの戦いの勝利から取られた「イエナ橋」になった[1]。
最初の橋は1808年から1814年に架けられた。その後1937年のパリ万国博覧会に合わせて幅が19メートルから35メートルに拡大された。28メートルスパンのアーチが5つで全長155メートルの橋を構成している。アーチの間の4本の橋脚とタンパンはフランソワ=フレデリック・ルモがデザインし、ジャン=フランソワ・ムーレが制作した皇帝の鷲の紋章で装飾が施されている。1853年には橋の四方に4体の彫刻が据えられた。
- 右岸16区側
- ガリアの戦士(アントワーヌ・プレオー作)
- ローマの戦士(ルイ・ドーマ作)
- 左岸7区側
- アラブの戦士(ジャン=ジャケ・フーシュレ作)
- ギリシャの戦士(フランソワ・デヴォー作)
交通
編集隣の橋
編集脚注
編集- ^ マーカス・ビニー『巨大建築の美と技術の粋 世界の橋』河出書房新社、2017年、105頁。ISBN 978-4-309-27838-4。