アーマードバトル
アーマードバトル(英: armored battle)は、かつて14世紀から15世紀の中世後期ヨーロッパに実在した鎧を、デザインや材質など、可能な限り史実に忠実に再現し、ギャンベゾンの上にこれを装備して戦うスポーツである[1]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c3/Obl%C4%99%C5%BCenie_Malborka_2019_%2855%29.jpg/250px-Obl%C4%99%C5%BCenie_Malborka_2019_%2855%29.jpg)
※本項アーマードバトルの試合風景ではないことに留意。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/da/IMCF_2019.jpg/250px-IMCF_2019.jpg)
概要
編集中世後期当時のヨーロッパ騎士たちが戦闘の練習としておこなった試合形式のゲームは、その当時からルールとして突きが禁止され、刃のついていない武器などを使っており、それ専用の甲冑やヘルムも存在し、まさしく今日のスポーツであった。アーマードバトルは、この中世の戦闘練習試合を現代に再現しているともいえる。
ただし、中世当時と異なるのは、安全基準を満たせば日本や中国などの甲冑、武器も認められる点である。
大会・組織
編集国際中世戦闘連盟 (IMCF)主催でアーマードバトル国際大会が開催されている[2]。試合は個人戦(Duel:デュエル)と団体戦(Melee:メーレー)に分けて行われる[3]。
日本国内には日本アーマードバトル・リーグが存在する。そこで行われるバトルには、ポールウェポン、ロングソード、ソードといった競技用のツールを使用するが、これらには、日本の法律とリーグの安全規格にのっとり、素材や重量、エッジの丸みなど、厳格な規準が課せられている[4][5][6][7]。