アンナとシャム王 (小説)

アンナとシャム王 (英語: Anna and the King of Siam) は、マーガレット・ランドンによる1944年の半フィクションの伝記小説。日本では未発売[1]

1860年代初頭、子供2人を抱えて未亡人となったアナ・リオノウンズラーマ4世より妻子に英語およびイギリスの習慣を教えてくれるようシャム(現タイ王国)に招聘された。5年間のシャムでの経験は全2巻の回顧録The English Governess at the Siamese Court(英国婦人家庭教師とシャム宮廷)』(1870年)、『Romance of the Harem (ハーレムでのロマンス)』(1872年)にまとめられた。

ランドンは彼女の手記を元にリオノウンズを一人称としシャム人やシャムの文化については他の資料から集めて誇張を加えた。何十か国語にも翻訳され[2]、派生作品が少なくとも5作品製作されている:

出版当時、『ニューヨーク・タイムズ』紙は「あまり聞いたことのないエキゾチックな歴史を簡単に知ることができる」と記した。月刊『ザ・アトランテック』誌は「魅力的な作品である。作家は知識に上品さをのせ、素晴らしい物語にはユーモアと理解心が込められている」と記した[3]

ラジオ化

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1949年9月15日、『ホールマーク・プレイハウス』の中でデボラ・カー主演の30分番組『アンナとシャム王』が放送された[4]

脚注

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  1. ^ 映画「王様と私」の原作本を日本語で読みたい。”. 2021年11月13日閲覧。
  2. ^ Harper Collins[リンク切れ]
  3. ^ Amazon.com
  4. ^ “Those Were the Days”. Nostalgia Digest 41 (2): 32–41.. (Spring 2015). 

外部リンク

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