アンドレ・ドゼル
アンドレ・ドゼル(Andre Dozzell, 1999年5月2日 - )は、イングランドのプロサッカー選手。ポーツマスFC所属。ポジションはミッドフィールダー。
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イプスウィッチ・タウンでのドゼル(2018年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
アンドレ・レオン・ドゼル Andre Leon Dozzell | |||||
ラテン文字 | Andre Dozzell | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | イングランド | |||||
生年月日 | 1999年5月2日(25歳) | |||||
出身地 | イプスウィッチ | |||||
身長 | 178cm | |||||
体重 | 64kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ポーツマスFC | |||||
ポジション | MF | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
2008-2016 | イプスウィッチ・タウン | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2016-2021 | イプスウィッチ・タウン | 81 | (2) | |||
2021-2024 | QPR | 88 | (2) | |||
2024 | → バーミンガム・シティ (loan) | 10 | (1) | |||
2024- | ポーツマス | |||||
代表歴2 | ||||||
2014-2015 | イングランド U-16 | 9 | (1) | |||
2015-2016 | イングランド U-17 | 16 | (3) | |||
2016-2017 | イングランド U-18 | 9 | (0) | |||
2017-2018 | イングランド U-19 | 4 | (0) | |||
2018-2019 | イングランド U-20 | 9 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年4月14日現在。 2. 2023年4月14日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
経歴
編集クラブ
編集イプスウィッチに生まれ、8歳のときに地元のクラブであるイプスウィッチ・タウンの下部組織に入団。2013年にクラブから奨学金を受け取る最初の契約を交わした[1]。ユースチームでの活躍が評価され、2016年4月、クラブのアカデミー年間最優秀選手に選出された[2]。
2016年4月16日、ヒルズボロ・スタジアムで行われたEFLチャンピオンシップのシェフィールド・ウェンズデイ戦に後半から途中出場し、トップチームデビュー。このデビュー戦で初ゴールも記録し、1984年に16歳でデビューしたイプスウィッチ・タウンのOBである父親の偉業に肩を並べた[3]。19日、ポートマン・ロードでのフラム戦でリーグ戦初先発[4]。
同年5月、17歳になり、以前から基本合意していた初のプロ契約(2年契約)を交わした[5]。2シーズン目は公式戦9試合に出場し、その機会を増やした。
2017年5月2日、18歳の誕生日に新たに2020年までの3年契約(1年の延長オプションつき)を交わした[6]。8月5日、2017-18シーズン開幕のバーミンガム・シティ戦で前十字靭帯を断裂し、これがこのシーズン唯一の出場となった[7]。
前十字靭帯断裂の大怪我を乗り越え、2018-19シーズン開幕前にトップチームに合流し、リハビリテイションを続けながら親善試合に出場した[8]。2018年10月2日、ミドルズブラ戦に途中出場し、およそ1年2か月ぶりにトップチームの公式戦に復帰した[9]。その後も出場機会を増やし、シーズン最終戦のリーズ・ユナイテッド戦でゴールを挙げるなど、公式戦20試合に出場した。
2019-20シーズン、序盤はスターティングメンバーから外れることも多かったが、11月9日に行われたFAカップ初戦のリンカーン・シティ戦でシーズン初ゴールを挙げた[10]。このシーズンは試合出場時間が制限されており、リーグ戦では8試合の出場にとどまった。2020年5月5日、イプスウィッチ・タウンは契約延長オプションを行使し、2021年までクラブに残ることとなった[11]。
主に守備的ミッドフィールダーとしてプレイするよう自らの役割を変え、2020-21シーズンの早い段階でレギュラーの座を得ることに成功した。11月3日のサンダーランド戦でレッドカードを受け3試合の出場停止となるまで、開幕から全試合にフル出場を続けた。12月4日、クラブと新たな3年契約を交わしたことが発表された[12]。このシーズン、クラブ最多となる46試合に出場した(その内、先発出場も最多)。
2021年6月15日、3年契約でクイーンズ・パーク・レンジャーズに移籍[13]。
代表
編集2014年以降、イングランドの各世代別代表に名を連ねている。8月20日、U-16ベルギー代表との親善試合でU-16代表としてデビューし、チームのキャプテンを務めた[14]。11月7日、U-16北アイルランド代表戦で直接フリーキックでネットを揺らし、世代別代表初ゴールを記録した[15]。2015年にはモンテギュー国際大会を制したチームの一員であった[16]。
2015年8月26日、U-17フランス代表との親善試合で、U-17代表デビュー。この試合ではアシストを記録した[17]。28日のU-17トルコ代表戦では、U-17カテゴリでの初ゴールを挙げた[18]。2016年のU-17欧州選手権のメンバーにも選出され、チームは準々決勝でU-17スペイン代表に敗れたが、全4試合にフル出場した[19][20]。
2016年9月1日、U-18イタリア代表との親善試合で60分から交代出場し、U-18代表デビュー[21]。
2017年7月、U-19代表に昇格し、U-19欧州選手権の優勝メンバーとなった[22]。大会では準決勝のU-19チェコ代表戦を除く4試合(そのうち3試合に先発)に出場した[23]。
2018年10月15日、U-20エリートリーグのU-20チェコ代表戦でU-20代表デビュー[24]。このカテゴリでは、エリートリーグ8試合の他、U-21フィンランド代表との親善試合の計9試合に出場した[25]。
人物
編集元プロサッカー選手で、イプスウィッチ・タウンなどで活躍したジェイソン・ドゼルを父に持ち[26]、父方の祖父からアメリカ人の血を引いている[26]。
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
イングランド | リーグ戦 | FLカップ | FAカップ | 期間通算 | |||||||
2015-16 | イプスウィッチ・タウン | 41 | チャンピオンシップ | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
2016-17 | 23 | 6 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 9 | 0 | ||
2017-18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | |||
2018-19 | 19 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 20 | 1 | |||
2019-20 | リーグ1 | 10 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 14 | 1 | ||
2020-21 | 43 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 45 | 0 | |||
2021-22 | QPR | 17 | チャンピオンシップ | 27 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 33 | 0 |
2022-23 | |||||||||||
通算 | イングランド | チャンピオンシップ | 55 | 2 | 5 | 0 | 5 | 0 | 65 | 2 | |
イングランド | リーグ1 | 53 | 0 | 3 | 0 | 3 | 1 | 59 | 1 | ||
総通算 | 108 | 2 | 8 | 0 | 8 | 1 | 124 | 3 |
タイトル
編集代表
編集- U-16イングランド代表
- モンテギュー国際大会(2015)[16]
- U-19イングランド代表
- UEFA U-19欧州選手権(2017)[22]
個人
編集- イプスウィッチ・タウン アカデミー年間最優秀選手[2]
脚注
編集- ^ “Dozzell Junior to Sign for Town” (英語). TWTD (2013年2月10日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ a b “Bart Gets Fans' Vote” (英語). イプスウィッチ・タウンFC (2016年4月16日). 2016年4月16日閲覧。
- ^ “Sheffield Wednesday 1–1 Ipswich Town” (英語). BBCスポーツ (2016年4月16日). 2016年4月16日閲覧。
- ^ “Ipswich Town - Fulham FC, Apr 19, 2016 - Championship - Match sheet”. transfermarkt (2016年4月19日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ “Dozzell Signs Pro Deal” (英語). TWTD (2016年5月2日). 2020年1月5日閲覧。
- ^ “Dozzell Signs New Deal” (英語). TWTD (2017年5月2日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ “Andre Dozzell: Ipswich Town midfielder ruled out with torn cruciate ligament” (英語). BBCスポーツ (2017年8月8日). 2017年8月9日閲覧。
- ^ “Dozzell: Great Feeling to Be Back” (英語). TWTD (2018年7月16日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ “Ipswich Town 0–2 Middlesbrough” (英語). BBCスポーツ (2018年10月2日). 2020年1月5日閲覧。
- ^ “Ipswich Town 1–1 Lincoln City” (英語). BBCスポーツ (2019年11月9日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ “Town Take Up Option on Duo” (英語). イプスウィッチ・タウンFC (2020年5月5日). 2020年5月5日閲覧。
- ^ “Andre Signs Pro Deal” (英語). イプスウィッチ・タウンFC. 2020年12月4日閲覧。
- ^ “Andre Dozzell completes QPR transfer” (英語). クイーンズ・パーク・レンジャーズFC (2021年6月15日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “Dozzell Skippers England” (英語). TWTD (2014年8月20日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “Dozzell Nets Winner for England” (英語). TWTD (2014年11月7日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ a b “Dozzell's England Win Final” (英語). TWTD (2015年4月6日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “Dozzell Wins Cap” (英語). TWTD (2015年8月26日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “Dozzell on Target as Hayes Wins First Cap” (英語). TWTD (2015年8月28日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ “England Under-17s squad named for Euro Championship” (英語). フットボール・アソシエーション (2016年5月4日). 2017年11月6日閲覧。
- ^ “Solo García goal sends Spain into semi-finals” (英語). UEFA (2016年5月15日). 2017年11月6日閲覧。
- ^ “Duo Win First England U18s Caps as Subs” (英語). TWTD (2016年9月1日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ a b “European Under-19 Championship: England beat Portugal in final” (英語). BBCスポーツ (2017年7月15日). 2017年8月9日閲覧。
- ^ “Dozzell's England European Champions”. TWTD (2017年7月15日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “Dozzell and El Mizouni Win Caps” (英語). TWTD (2018年10月15日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “Andre Dozzell - National team”. transfermarkt. 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b Stuart Watson (2013年6月18日). “There's a new Dozzell in Town – and Jason's determined to make life easier for son Andre” (英語). East Anglian Daily Times. 2021年8月12日閲覧。