アンドレ・デ・コルタンツ
アンドレ・デ・コルタンツ(André de Cortanze, 1941年3月30日 - )は、フランスの元レーシングカーデザイナー。
人物
編集徹底した秘密主義でしられ、奇抜かつ流麗なマシンデザインを得意とする。その独特なマシンはル・マン24時間レースや世界ラリー選手権(WRC)で多くの勝利を収めた。
1990年代後半にはトヨタ・チーム・ヨーロッパに移り、同チームでル・マン24時間用マシンを手がけたほか、同チームを母体にトヨタF1が設立されるとテスト用マシンとしてトヨタ・TF101を開発したが、2001年にチームから更迭された。その後はアンリ・ペスカロロ率いるチーム「ペスカロロ・スポール」にテクニカルディレクターとして参加しており、マシンの設計などを手がけた。同チームには2006年まで在籍したのち退任、その後引退し、現在はフランス南部で夫人と悠々自適の生活を営んでいる。
かつては自らが参戦するレーシングドライバーであった。映画『栄光のル・マン』のエンディングで流れるスタッフロールではロケで実際にマシンを走らせていたドライバーが名を連ねているが、その中に彼の名前を見ることが出来る。
1999年のル・マン24時間レースでは、土屋圭市から「デコタン」と呼ばれていた。
デザイン実績
編集レース戦績
編集ル・マン24時間レース
編集年 | チーム | コ・ドライバー | 使用車両 | クラス | 周回 | 総合順位 | クラス順位 |
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1966年 | ソシエテ デ オートモビル アルピーヌ | アンリ・グランサイア | アルピーヌ・A210 | P 1.15 | DNS | DNS | |
1967年 | エキュリー・サヴィン-カルバーソン | アラン・ルゲレック | P 1.3 | 318 | 10位 | 2位 | |
1968年 | ソシエテ デ オートモビル アルピーヌ | ジャン・ビナティエ | アルピーヌ・A220 | P 3.0 | 297 | 8位 | 3位 |
1969年 | ジャン・ビナティエ | P 3.0 | 133 | DNF | DNF |