アントン・コービン
オランダの映画監督 (1955-)
アントン・コービン(オランダ語読みではアントン・コルバイン、オランダ語: Anton Corbijn, 1955年5月20日 - )は、オランダ生まれのロック・フォトグラファー、映画監督。U2、デヴィッド・ボウイ、ビョークらを撮影し続けてきた。ロンドン在住[1]。
アントン・コービン Anton Corbijn | |
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アントン・コービン (2012年ベルリン国際映画祭にて) | |
本名 |
Anton Johannes Gerrit Corbijn van Willenswaard アントン・ヨハネス・ジェリット・コルバイン・ヴァン・ウィレンスワールド |
国籍 | オランダ |
生年月日 |
1955年5月20日(69歳) オランダ、南ホラント州ストライエン |
活動時期 | 1979年 - |
他の活動 | 映画監督 |
公式サイト | anton corbijn |
経歴
編集高校時代に音楽を通じて写真の魅力に目覚めたという。1972年野外コンサートで父親のカメラを借り写真を撮った後、ステージ写真からポートレート写真に進んだ。
1979年からはロンドンに住居を構え、最も影響力のあるポートレート写真家の1人として、広く世界から認められている[要出典]。
これまでにコービンの被写体となったのは、前述のU2らを除き、マイルス・デイヴィス、フランク・シナトラ、クリント・イーストウッド、キャメロン・ディアス、ウィリアム・S・バロウズ、トム・ウェイツ、アレン・ギンズバーグ、イザベラ・ロッセリーニ、ナオミ・キャンベルなどである。
また、1983年に写真家として初めてスチール写真とビデオを組み合わせた作品を作って以来、U2、デペッシュ・モード、ジョニー・キャッシュ、マーキュリー・レヴ、ニルヴァーナ、メタリカ、ニック・ケイヴ、ザ・キラーズなど、約80本に及ぶミュージック・ビデオの監督も行った。デペッシュ・モードに関してはアルバムのジャケットデザインやコンサートの演出を長年にわたり手がけている。
近年では、夭折したジョイ・ディヴィジョンのメンバー、イアン・カーティスの生涯を描いたドラマ『コントロール』で映画監督デビューを果たす。監督第1作目ながら第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(特別表彰)や英国インディペンデント映画賞など、名だたる映画賞にて高い評価を集めている。
フィルモグラフィー
編集映画
編集- JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョン Joy Division (2007年) - 出演
- コントロール Control (2007年) - 監督・製作
- ラスト・ターゲット The American (2010年) - 監督
- アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影 Anton Corbijn Inside Out (2012年) - 出演
- 誰よりも狙われた男 A Most Wanted Man (2014年) - 監督
- ディーン、君がいた瞬間 Life (2015年) - 監督
脚注
編集- ^ "Q & A: Anton Corbijn" CNN.com, 3 October 2006 (Retrieved: 9 July 2009)
関連文献
編集- Gandert, Sean (2007年10月19日). “Catching Up With... Anton Corbijn”. Paste. 2016年4月7日閲覧。
- Jeffries, Stuart (2010年11月25日). “Anton Corbijn: 'I know just enough not to look stupid'”. The Guardian. 2016年4月7日閲覧。