アレクシス・ライト(Alexis Wright、1950年11月25日 - )はオーストラリアの小説家。アボリジニを代表する作家である。

経歴

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クイーンズランド州カーペンタリア湾の南部高地出身。白人の父親と、Waany族の母親の間に生まれたが、父親は彼女が5歳のときに死亡し、母親、祖母と過ごした[1]。オーストラリアやニュージーランドの各地で様々な職業に従事した後、1997年に最初の小説「Plains of Promise」を上梓して以降、精力的に作品を発表している。2017年から2022年まで、メルボルン大学でオーストラリア文学の教授を務めた。また執筆活動以外に、先住民の土地権の回復運動の活動家としても活躍し[1]植民地主義気候変動が人々に及ぼす影響を批判している。

2023年ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞受賞。

日本語作品

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  • 『地平線の叙事詩』有満保江・李尧 共訳、現代企画室、2023年

出典

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  1. ^ a b オーストラリア文学の今Australian Embassy Tokyo 在日オーストラリア大使館