アルフレッド・サンシエ
アルフレッド・サンシエ(Alfred Sensier, 1815年12月25日 - 1877年1月7日)は、フランスの実業家で、フランス美術、特にバルビゾン派を取り上げた批評家・伝記作家[1]。
アルフレッド・サンシエ Alfred Sensier | |
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生誕 |
1815年12月25日 フランス パリ |
死没 |
1877年1月7日(61歳没) フランス パリ |
国籍 | フランス |
職業 | 実業家、美術批評家、伝記作家 |
著名な実績 | 『ミレーの生涯と作品』 |
生涯
編集公証人の息子として生まれ、法律を学ぶ傍ら、美術への関心を深めた[2]。
1846年、テオドール・ルソーと知り合い、後に彼の伝記を書くことになる。そのほか、ジュール・デュプレ、アントワーヌ=ルイ・バリー、コンスタン・トロワイヨン、ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ、そしてジャン=フランソワ・ミレーとも親交を結ぶ[2]。
1848年4月1日、ルーヴル美術館の主任に任命される[2]。
1851年から1873年6月1日の退官まで、フランス内務省の美術部門で勤務した[2]。
Jean Ravenelの名前で美術展の批評を書くなどし、次第にバルビゾン派を世に知らせる役割を担っていった[2]。
1869年、Ernest Feydeauとともに美術誌を創刊し、翌年の休刊まで、同誌に論文を寄せ、そのうちテオドール・ルソーの回顧は1872年に一冊の本となった。また、1873年にはGerorges Michelについての論文を発表、そしてジャン=フランソワ・ミレーの伝記を書き始めたが、死によって未完成に終わった。2人の友人ルソーとミレーの墓と並んで埋葬されている。遺稿はまとめられて1881年に出版された。
1873年5月9日、レジオンドヌール勲章を受章[1]。
著作
編集- 11 février 1878 (préface d'Étienne Charavay) [s.d.]
- Étude sur Georges Michel, 1873
- Journal de Rosalba Carriera pendant son séjour à Paris en 1720 et 1721, 1865
- Olivier de Serres, agronome du XVIe siècle, sa vie, ses travaux, ses écrits (sous le pseudonyme de Reisnes), 1858
- Souvenirs sur Th. Rousseau, 1872
- La Vie et l'oeuvre de J.-F. Millet, 1881
脚注
編集- ^ a b Catherine Granger, « Sensier, Alfred », Dictionnaire critique des historiens de l’art actifs en France de la Révolution à la Première Guerre mondiale, Institut national de l'histoire de l'Art, 2 mars 2009
- ^ a b c d e Paul Mantz, « Alfred Sensier », La Vie et l'œuvre de Jean-François Millet, A. Quantin, 1881