ALi (企業)

台湾の半導体製造メーカー

ALi(アリ・コーポレーション)は台湾半導体製造メーカー。

揚智科技股份有限公司
ALiのチップセット(M1683 開発はULi)
各種表記
繁体字 揚智科技股份有限公司
簡体字 扬智科技股份有限公司
拼音 Yángzhì Kējì Gǔfènyǒuxiàngōngsī
英文 ALi Corporation
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主にマルチメディア関連(DVDドライブ用サーボチップ等)及びPC/AT互換機向けチップセットを開発、製造している。

沿革

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  • 1987年1月、台湾Acer社の半導体部門を切り離し、Acerグループの子会社として発足。当初の社名は、"Acer Laboratories Inc."
  • 2002年、PC向けチップセット部門を切り離し、台湾の半導体メーカーUMC社との合弁子会社、ULi Electronics(ユリ・エレクトロニクス)をスピンオフさせた。PC向けチップセットの開発はULiが引き継いだ(2005年12月、ULiはNVIDIAに買収された)。そのため現在では、USB 2.0コントローラ、DVDドライブ用サーボチップ、セットトップボックス向けチップなどの製造がメインである。

チップセット

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台湾チップセット業界では最古参で、80286の時代からPC用チップセットを製造している。もっとも有名なのはSocket7向けのALADDiN5とAthlon/Duron向けのALiMAGiK1、Pentium III/Celeron向けのALADDiN-PRO5などである。同社にはオリジナルの技術はないが、既存の技術を流用し低発熱かつ低電力、低価格の製品を作る事を得意としている。したがってモバイル製品での採用例は非常に多い。

グラフィックス統合チップセットではNVIDIA(ALADDiN-TNT2)や、後にATIに買収されたArtX(ALADDiN7)との共同開発を行っている。

他にも、Trident(現XGI)社のグラフィックチップを統合したCyberALADDiN/MAGiKは、低価格のノートPCに数多く採用された。トランスメタが開発したCPU、『Crusoe』『Efficeon』搭載のノートPCのサウスブリッジには、ALi(ULi)製のものがほぼ独占状態で採用されている。

関連項目

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リンク

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