アリエル・レヒトシェイド
アリエル・レヒトシェイド(Ariel Rechtshaid、[rɛkˈʃeɪd]、アリエル・レックシェイド、1979年3月23日 - )は、アメリカ合衆国の音楽家、音楽プロデューサー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリスト、レコーディング・エンジニア。スカパンクバンドThe Hipposの元リード・シンガー兼ギタリストであり、インディー・フォークグループForeign Bornのベーシスト兼プロデューサーでもある。
アリエル・レヒトシェイド Ariel Rechtshaid | |
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Ariel Rechtshaid 2013年 | |
基本情報 | |
生誕 |
1979年3月23日(45歳) アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル |
アート・ポップ インディー・ロック |
職業 | 音楽プロデューサー、ソングライター、レコーディング・エンジニア |
担当楽器 | ギター、キーボード、ベース、ドラムス、パーカッション、ボーカル |
共同作業者 |
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プロデュース、ソングライティング、ミキシングを手がけたアーティストは、HAIM、Vampire Weekend、Madonna、Usher、Adele、Brandon Flowers、Charli XCX、Kelela、Cass McCombs、Solange、Tobias Jesso Jr.、Murs、Sky Ferreira、We Are Scientists、Kylie Minogue、U2、Glasser、Alex Clare、Major Lazerなどがある。
アッシャーの2012年のシングル「Climax」を共同作曲・プロデュースし、グラミー賞の最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞した。他にもヴァンパイア・ウィークエンドのアルバム 『Modern Vampires of the City』『Father of the Bride』、アデルのアルバム『25』のプロデュースでグラミー賞を受賞している[1][2][3]。
生い立ち
編集アリエル・レヒトシェイドはカリフォルニア州ロサンゼルスで、イスラエル系移民のアメリカ人第一世代として生まれた[4]。ロサンゼルス統一学区のハミルトン高校に通い、最初のバンドThe Hipposを結成する[5]。高校時代の同級生には、後にレコーディングやプロデュースを行うラッパーのMursがいた[6]。
私生活
編集ハイムの2ndアルバム『Something to Tell You』(2017年)の制作中に、ステージ1の精巣がんと診断された[7]。 2017年8月、ハイムのフロントウーマンであるダニエル・ハイムと交際中であることが報じられた[8]。
ディスコグラフィ
編集The Hippos
編集- Forget the World(1997年、Fueled By Ramen/Stiff Dog/Vagrant Records)
- Heads Are Gonna Roll(1999年、Interscope)
- The Hippos(2003年、Olympic Records)
Foreign Born
編集- In the Remote Woods(2005年、StarTime International Records)
- On the Wing Now(2007年、Dim Mak)
- Person to Person(2009年、Secretly Canadian)
プロダクション参加作品
編集以下は主な作品の抜粋
- Usher「Climax」(2012年)
- Sky Ferreira「Everything is Embarrassing」(2012年)
- Solange『True』(2013年)
- Charli XCX『True Romance』(2013年)
- HAIM『Days Are Gone』(2013年)
- Sky Ferreira『Night Time, My Time』(2013年)
- Beyoncé『Beyoncé』「Ring Off」(2014年)
- Charli XCX『Sucker』(2014年)
- Carly Rae Jepsen『Emotion』(2015年)
- Adele『25』「When We Were Young」(2015年)
- HAIM『Something to Tell You』(2017年)エグゼクティブプロデュース
- Vampire Weekend『Father of the Bride』(2019年)エグゼクティブプロデュース
- HAIM『Women In Music Pt III』(2020年)エグゼクティブプロデュース
脚注
編集- ^ “56th GRAMMY Awards: Full Winners List”. Billboard. 17 June 2015閲覧。
- ^ “59th-annual-grammy-awards”. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “2020-grammy-awards-complete-winners-list”. 2020年4月1日閲覧。
- ^ Powell. “"The Band Leader"”. grantland.com. 19 March 2015閲覧。
- ^ Battan. “"Update: Ariel Rechtshaid"”. pitchfork.com. 19 March 2015閲覧。
- ^ Frere-Jones. “"Lend Me Your Ears"”. newyorker.com. the New Yorker. 2020年4月1日閲覧。
- ^ Murphy (2017年7月7日). “Ariel Rechtshaid Reveals He Was Battling Testicular Cancer While Recording HAIM's New Record”. Exclaim!. 2017年7月9日閲覧。
- ^ Reilly (4 August 2017). “Haim's second album was put on hold after Ariel Rechtshaid's cancer battle”. NME. TI Media. 9 October 2019閲覧。
外部リンク
編集- アリエル・レヒトシェイド (@arielrechtshaid) - X(旧Twitter)
- Discogs