アラン・パッサール(Alain Passard, 1956年8月4日 - )は、フランス料理料理人パリの3ツ星レストラン『アルページュ』のオーナーシェフである。

アラン・パッサール

Alain Passard
生誕 (1956-08-04) 1956年8月4日(68歳)
フランスの旗 フランス
ブルターニュ
イル=エ=ヴィレーヌ県
国籍 フランスの旗 フランス
別名 肉の魔術師
職業 シェフ
流派 フランス料理
受賞 レジオンドヌール勲章シュバリエ
テンプレートを表示

来歴

編集

料理に目覚めたのは8歳の時。祖母のルイーズ・パッサールから料理を習う。14歳で料理業界に入り、地元の菓子店などで働く。 その後、ヌーヴェル・キュイジーヌの鬼才と呼ばれるアラン・サンドランスなどに師事。

1986年に『アルケストラート』跡地に『アルページュ』をOPEN。開店した年に1ツ星、翌年にはミシュランの2ツ星を獲得。
1996年には、当時40席ほどの小さな店だったにもかかわらず、シンプルで独創的な料理で3ツ星を獲得。

「肉の魔術師」と呼ばれ、かつては「肉自身が焼かれていることに気づかないうちに肉を焼き上げる」と言われるほどの火加減のエキスパートであったが[1]1999年頃より野菜料理に傾倒。2001年より一転して野菜料理のスペシャリストとなる。 ル・マン近くのサルトや、ノルマンディーの土地を購入。自身でこだわりの農作物を作り、野菜料理を研究。 農耕馬や天然の肥料を用い、ミツバチが飛び交う自然のシステムを利用する、昔ながらの農法で丹念に育てた野菜を使い、野菜のみのフルコースを作るなど、話題を集める。

日本ではザ・プリンス パークタワー東京京都ブライトンホテルのメニュー開発や、地方での料理講習会、2007年には子供向けの料理絵本『庭の小さな仲間たちの季節の野菜レシピ(幻冬舎)』を出版するなど、精力的に活躍中。

略歴

編集

人物

編集
  • 家系は画家音楽家など芸術家が多い。[2]
  • 親日家で日本は「小さい頃からの憧れの国」だったという。年間4回は来日する。
  • 緑茶好きで一日に2リットル飲むことも。マイ急須を持っている。
  • 料理のイメージを色鉛筆で描く。

著書

編集
  • 庭の小さな仲間たちの季節の野菜レシピ (幻冬舎
  • Jardinière Arlequin : Conversations avec Alain Passard (フランス語) …など多数。

出演TV

編集

脚注

編集
  1. ^ Verita [1]
  2. ^ 料理の鉄人・鉄人ワールドカップ 1997年10月10日放送回

外部リンク

編集