アメリカ合衆国国際担当財務次官
アメリカ合衆国において、国際担当財務次官(こくさいたんとうざいむじかん、Under Secretary for International Affairs)は、財務省において国際的な経済問題について担当する役職であり、財務長官に対して助言を行う。
国際担当財務次官は国際金融の問題を取り扱い、国際的な金融商品取引、投資、経済開発、国際債務に関する政策の立案・実行を指揮する。また国際担当財務次官は、国際通貨基金、世界銀行、その他の国際開発金融機関(米州開発銀行、アフリカ開発銀行、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行など)へアメリカが参加する際、アメリカの政策方針について立案を指揮する。さらに国際担当財務次官は、先進主要七カ国間での金融市場政策について、調整を行う[1]。
歴代国際担当財務次官
編集- デイヴィッド・マルフォード(1989年-1992年)
- ローレンス・サマーズ(1993年-1995年)
- ジェフリー・シェーファー(1995年-1998年)
- ティモシー・フランツ・ガイトナー(1998年-2001年)
- ジョン・ブライアン・テイラー(2001年-2005年)
- ティモシー・ディーズ・アダムズ(2005年-2007年)
- デイヴィッド・マコーミック(2007年-2010年)
- ラエル・ブレイナード(2010年-2014年)[2]
- ネイサン・シーツ(2014年-2017年)[3]
- デイヴィッド・マルパス(2017年-2019年)
- ブレント・マッキントッシュ(2019年-2021年)
- ジェイ・シャンボー(2023年-)[4]
注釈
編集- ^ U.S. Treasury - Biography of David H. McCormick, Under Secretary for International Affairs
- ^ Lael Brainard Confirmed as Under Secretary for International Affairs | U.S. Department of the Treasury
- ^ Nathan Sheets Confirmed as Treasury Under Secretary for International Affairs | U.S. Department of the Treasury
- ^ Jay Shambaugh | U.S. Department of the Treasury