アメリカン・インターナショナル・ビルディング

ニューヨークの超高層ビル

アメリカン・インターナショナル・ビル (American International Building) は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区フィナンシャル・ディストリクトにある超高層ビルである。

70 Pine Street
地図
概要
用途 オフィス
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区パイン通り70号
座標 北緯40度42分23秒 西経74度00分28秒 / 北緯40.70643度 西経74.00766度 / 40.70643; -74.00766座標: 北緯40度42分23秒 西経74度00分28秒 / 北緯40.70643度 西経74.00766度 / 40.70643; -74.00766
着工 1930年
完成 1932年
高さ
最頂部 952 ft (290 m)[1]
屋上 850 ft (260 m)[2]
技術的詳細
階数 67階
床面積 865,400 sq ft (80,400 m2)[3]
エレベーター数 24
設計・建設
開発業者 Rose Associates.[4]
構造技術者 Taylor Fichter Steel Construction
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アメリカン・インターナショナル・ビル

概要

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このビルの高さは、地上66階建、290メートル(952フィート)である。竣工は超高層ビルの高さ競争最盛期である1932年。当時最も人気の高かったアールデコ様式のビルに、ゴシック様式をモチーフとした尖塔状の頭頂部を持つという意匠を採用している。完成当時は、エンパイア・ステート・ビルディングクライスラー・ビルディングに次いで、世界で三番目に高いビルだった。1970年、世界貿易センタービルが完成するまでは、ダウンタウン・マンハッタンで最も高い建築物であり、2001年のアメリカ同時多発テロ事件にて、その座を取り戻すこととなった。現在、ニューヨーク市で9番目に高い建築物となっている。

呼称としては、「アメリカン・インターナショナル (American International) 」とされることが多い。以前はシティーズ・サービス・カンパニー(Cities Service Company、現シットゴー)の所有であったので、「シティーズ・サービス・ビル (Cities Service Building) 」と呼ばれていた。シティーズ・サービスは、本社をオクラホマ州タルサに移転する際、当ビルをAIGに売却。現在はAIGの所有であり、同社の世界本社として使用されているが、シティーズ・サービスもテナントとして事務所を置いている。

ライムストーンで覆われたこのビルにおいて、最も目を引く特徴は、雪がかぶったように見える、その頭頂部である。66階にあるガラス展望台からはダウンタウンが一望できるが、現在、AIGの従業員以外の入場はできなくなっている。

二階建てエレベータ

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当ビルでは竣工当初、二つの階に同時にアクセスできる、二階建エレベータを採用していた。小さな建築面積の中、エレベータシャフトの本数を削減しながらも、十分な垂直輸送量を確保するためであったが、評判は芳しくなく、間もなく撤去された。ところがシティーズ・サービスは1970年代に同じアイディアを再び採用している。

登場する映画

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 70 Pine Street - The Skyscraper Center”. Council on Tall Buildings and Urban Habitat. 2013年12月9日閲覧。
  2. ^ American International Building at SkyscraperPage.com
  3. ^ The American International Building, Art Deco Era, part 3, New York Scrapers, greatgridlock.net.
  4. ^ Cuozzo, Steve, Rose Takes Over at 70 Pine St, New York Post, August 7, 2012.