アミグダリン β-グルコシダーゼ
アミグダリン β-グルコシダーゼ(Amygdalin beta-glucosidase、EC 3.2.1.117)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- (R)-アミグダリン + 水(R)-プルナシン + D-グルコース
従って、この酵素の基質は(R)-アミグダリンと水の2つ、生成物は(R)-プルナシンとD-グルコースの2つである。
この酵素は加水分解酵素、特にO-及びS-グリコシル化合物加水分解酵素に分類される。系統名は、アミグダリン β-D-グルコヒドロラーゼ(amygdalin beta-D-glucohydrolase)である。その他、amygdalase、amygdalinase、amygdalin hydrolase、amygdalin glucosidase等とも呼ばれる。
出典
編集- Kuroki G, Lizotte PA and Poulton JE (1984). “Catabolism of (R)-Amygdalin and (R)-Vicianin by Partially Purified β-Glycosidases from Prunus serotina Ehrh. and Davallia trichomanoides”. Z. Natursforsch. C: Biosci. 39: 232-239.