アポリネール・ヨアヒム・キレム・デ・タンベラ
アポリネール・ヨアヒム・キレム・デ・タンベラ（仏: Apollinaire Joachim Kyélem de Tambèla, 1955年 - ）は、ブルキナファソの政治家、弁護士、作家。2022年から同国暫定首相を務める。
| アポリネール・ヨアヒム・キレム・デ・タンベラ Apollinaire Joachim Kyélem de Tambèla | |
|---|---|
.png) （2022年撮影） | |
| 生年月日 | 1958年6月11日（66歳） |
| 出生地 |
 仏領オートボルタ、ガンズル県タンベラ |
| 出身校 | ニース・ソフィア＝アンティポリス大学 |
| 前職 | 弁護士、作家 |
| 現職 | ブルキナファソ暫定首相 |
| 所属政党 | 無所属 |
| 内閣 | キレム・デ・タンベラ内閣 |
| 在任期間 | 2022年10月21日 - 現職 |
| 大統領 | イブラヒム・トラオレ |
経歴
編集1958年にガンズル県タンベラで誕生。ロメ大学やワガドゥグー大学などで教育を受けた。1983年にはフランスのニースに所在するニース・ソフィア＝アンティポリス大学で法学の学位を取得し、卒業[1]。
1980年代にフランスの学生として、タンベラは革命後に大統領として改革を行うトーマス・サンカラを財政的に支援するために、ニースに革命防衛委員会(CDR)の支部を設立。共産主義学生連合としてブルキナファソ政府への批判も行ってきた。ニース大学卒業後はワガドゥグー控訴裁判所所属の弁護士となる[2]。母校のワガドゥグー大学や国立行政治安学院では教授として教鞭を取っていた時期もある。
政界進出前は弁護士として働く傍、ラジオパーソナリティとして政府の批評を行った内容が現在も大衆に支持を得る一因となっている[3]。
2022年10月21日、タンベラは軍事政権のトップであるイブラヒム・トラオレから暫定首相に任命される[4]。任命直後、キエム・デ・タンベラ首相が行った政策は大統領と様々な大臣の給与の削減を推し進めることであった。タンベラが掲げた政策はサンカラが望んでいた改革の内容と重複している[3]。率直な人格及び無派閥であったなどの理由でタンベラが選出されたとメディアは推測している[5]。
首相就任後初の外交として、ブルキナファソを訪問したアリー・バーゲリーとの関係強化についての会談を行った。バーゲリーはモハンマド・モフベル第一副大統領（当時）がタンベラをイランへ招待したい意向と伝えた[6]。
ブルキナファソと同様に軍事クーデターの勃発後、軍事政権によって支配された隣国のマリ共和国を訪れた。タンベラは、ブルキナファソとマリが連邦を形成することを約束している[7]。
私生活
編集ブルキナファソの文化と政治に関する本を出版している他にテレビやラジオのパーソナリティとしても活動[5]。タンベラは過激な性格であるとメディアは推測している[9]。
脚注
編集- ^ “Apollinaire J. Kyélem de Tambèla” (フランス語). data.bnf.fr. 2024年8月28日閲覧。
- ^ “Me Apollinaire Kyélem de Tambèla , avocat au Barreau du Burkina :« Il y a beaucoup plus de politiciens au Burkina Faso que d’hommes d’Etat. »” (フランス語). lefaso.net. 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b Unity, Thomas Sankara Center for African Liberation and (2023年3月2日). “The Homeland or Death: Accomplishments of the Traoré Government in Burkina Faso” (英語). Hood Communist. 2024年8月27日閲覧。
- ^ “Com Kyélem de Tambèla, Burkina Faso está se voltando para a França?” (ポルトガル語). Le Journal de l'Afrique (2022年10月24日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ a b “Burkina Faso: Apollinaire Kyélem de Tambèla, Captain Traoré’s surprise prime minister” (英語). The Africa Report.com. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “Iran deputy FM visits Burkina Faso” (英語). Tehran Times (2023年1月23日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “Burkina urges 'federation' with Mali for joint clout” (英語). France 24 (2023年2月2日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “在ニカラグア日本大使館によるニカラグア定期報告”. 2024年8月27日閲覧。
- ^ “Burkina Faso: Apollinaire Kyélem de Tambèla, Captain Traoré’s surprise prime minister” (英語). The Africa Report.com. 2024-08-270閲覧。
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代 アルバート・ウエドラオゴ（暫定） |
ブルキナファソ首相 2022年 – |
現職 |
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