アベシェ
アベシェ(Abéché)は、チャド東部に位置する都市。人口78191人(2008年)。チャド東部の中心都市である。
アベシェ Abéché/أبشي | |
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位置 | |
座標 : 北緯13度49分59秒 東経20度50分05秒 / 北緯13.83306度 東経20.83472度 | |
行政 | |
国 | チャド |
州 | ワダイ州 |
県 | Ouara県 |
市 | アベシェ |
地理 | |
面積 | |
市域 | ? km2 |
標高 | 542 m |
人口 | |
人口 | (2012年現在) |
市域 | 76,492人 |
その他 | |
等時帯 | 中央アフリカ時間 (UTC+1) |
歴史
編集19世紀末まで存在したワダイ王国の首都だった[1]が、1903年にフランスに征服された。首都ンジャメナやスーダンのエル=ファーシルには道路が通じており、かつては交易の中心地だった。サヘル地帯に位置し、遊牧民と農耕民が混在する地域である。
スーダン国境からは150kmと近く、現在、隣接するスーダンのダルフール地方からの難民が大量に押し寄せ、それを支援する国連難民高等弁務官事務所やNGOなどの拠点となっている。また、チャド国内の反政府勢力も出没し、2008年6月には政府軍によってアベシェが封鎖される事態となった[2]。
交通
編集空港
編集脚注
編集- ^ 「チャド盆地の地域史と農牧業」p240 石山俊(「朝倉世界地理講座 アフリカⅠ」初版所収)、2007年4月10日 朝倉書店
- ^ https://www.afpbb.com/articles/-/2406597?cx_part=search 「チャド、反政府勢力が東部の町を奪取か 米国は大使館職員退去を開始」AFPBB 2008年6月17日 2019年12月31日閲覧