アフリカオオバン(学名:Fulica cristata) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。

アフリカオオバン
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: オオバン属
Fulica
: アフリカオオバン
F. cristata
学名
Fulica cristata
(Gmelin, 1789)
和名
アフリカオオバン
英名
Red-knobbed Coot
Crested Coot
Fulica cristata

分布

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スペイン南部、モロッコとアフリカ東部(エチオピアから南アフリカまで)、及びマダガスカルアンゴラに分布する。

形態

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体長約38cm。全身は黒色で、背中の羽毛は青い光沢をおびる。額にはくちばしが延長したような「額板」があり、額板と嘴は白色である。繁殖期には額板の上部に2つの赤い球形の瘤状の突起ができ、よく目立つ。非繁殖期には突起は小さくなり、色も鈍くなる。脚は灰色または緑褐色である。

生態

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湖沼や池などの開けた水辺や大きな河川に生息する。習性はオオバンとよく似ている。

主に水生植物を食べる他、昆虫類軟体動物甲殻類なども捕食する。

水草の中に営巣し、1腹3-11個の卵を産む。抱卵期間は18-25日で、雌雄協同で抱卵する。

参考文献

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  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、86、167頁。