1996年アトランタオリンピックの体操競技

1996年アトランタオリンピックの体操競技(1996ねんアトランタオリンピックのたいそうきょうぎ)は、1996年7月20日から8月4日の日程で行われたオリンピックの体操である。体操体操競技新体操が実施された。

概要

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体操競技の男子は団体総合・個人総合・種目別6種目の計8種目、女子は団体総合・個人総合・種目別4種目の計6種目が実施された。新体操は今大会より団体総合が正式種目となり、個人総合と合わせ計2種目が実施された。

女子団体では最後の種目の跳馬の1回目しりもちをついて足首を負傷したケリー・ストラグが2回目の試技で片足で着地する演技で9.712の高得点を出し、アメリカ女子に初の金メダルをもたらした。ストラグは負傷のため個人総合は辞退し、ドミニク・モセアヌが代わりに出場した[1][2][3]

競技結果

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体操競技

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男子

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種目
団体総合   ロシア (RUS)
アレクセイ・ネモフ
アレクセイ・ボロパエフ
セルゲイ・ハリコフ
ニコライ・クルコフ
エフゲニー・ポドゴルニー
Dmitri Trush
ドミトリー・ワシレンコ
  中国 (CHN)
范斌
范紅斌
黄華東
黄力平
李小双
沈剣
張京津
  ウクライナ (UKR)
ラスタム・シャリポフ
アレクサンドル・スベトリチニー
ウラジミール・シャメンコ
イゴール・コロブチンスキー
ユーリ・エルマコフ
オレグ・コシアク
グリゴリー・ミスチン
個人総合   李小双
中国 (CHN)
  アレクセイ・ネモフ
ロシア (RUS)
  ビタリー・シェルボ
ベラルーシ (BLR)
  イオアニス・メリサニディス
ギリシャ (GRE)
  李小双
中国 (CHN)
  アレクセイ・ネモフ
ロシア (RUS)
鉄棒   アンドレアス・ベッカー
ドイツ (GER)
  クラジミル・デュネフ
ブルガリア (BUL)
  范斌
中国 (CHN)
  アレクセイ・ネモフ
ロシア (RUS)
  ビタリー・シェルボ
ベラルーシ (BLR)
平行棒   ラスタム・シャリポフ
ウクライナ (UKR)
  ジャイアー・リンチ
アメリカ合衆国 (USA)
  ビタリー・シェルボ
ベラルーシ (BLR)
あん馬   ドンファ・リ
スイス (SUI)
  マリウス・ウルジカ
ルーマニア (ROM)
  アレクセイ・ネモフ
ロシア (RUS)
つり輪   ユリ・ケキ
イタリア (ITA)
  ダン・ブルニカ
ルーマニア (ROM)
該当者無し
  シルベステル・チョラニー
ハンガリー (HUN)
跳馬   アレクセイ・ネモフ
ロシア (RUS)
  呂洪哲
韓国 (KOR)
  ビタリー・シェルボ
ベラルーシ (BLR)

女子

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種目
団体総合   アメリカ合衆国 (USA)
ケリー・ストラグ
シャノン・ミラー
ドミニク・モセアヌ
ジェイシー・フェルプス
アマンダ・ボーデン
エイミー・チャウ
ドミニク・ドーズ
  ロシア (RUS)
オクサナ・リャピナ
スベトラーナ・ホルキナ
ディナ・コチェトコワ
エフゲニヤ・クズネツォワ
エレナ・ドルゴポロワ
ローザ・ガリエワ
エレナ・グロシェワ
  ルーマニア (ROM)
ミレラ・ツグラン
ラビニア・ミロソビッチ
ジーナ・ゴージャン
イオネラ・ロアイエス
アレクサンドラ・マリネスク
シモナ・アマナール
個人総合   リリア・ポドコパエワ
ウクライナ (UKR)
  ジーナ・ゴージャン
ルーマニア (ROM)
  シモナ・アマナール
ルーマニア (ROM)
  ラビニア・ミロソビッチ
ルーマニア (ROM)
  リリア・ポドコパエワ
ウクライナ (UKR)
  シモナ・アマナール
ルーマニア (ROM)
  ドミニク・ドーズ
アメリカ合衆国 (USA)
平均台   シャノン・ミラー
アメリカ合衆国 (USA)
  リリア・ポドコパエワ
ウクライナ (UKR)
  ジーナ・ゴージャン
ルーマニア (ROM)
段違い平行棒   スベトラーナ・ホルキナ
ロシア (RUS)
  畢文静
中国 (CHN)
該当者無し
  エイミー・チョウ
アメリカ合衆国 (USA)
跳馬   シモナ・アマナール
ルーマニア (ROM)
  莫慧蘭
中国 (CHN)
  ジーナ・ゴージャン
ルーマニア (ROM)

新体操

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種目
団体総合   スペイン (ESP)
マルタ・バルド
ヌリア・カバニリャス
エステラ・ヒメネス
ロレーナ・グレンデス
タニア・ラマルカ
エスティバリス・マルティネス
  ブルガリア (BUL)
イナ・デルチェワ
ヴァレンティナ・ケブリアン
マリヤ・コレワ
マーヤ・タバコワ
イベリーナ・タレワ
ヴィアラ・バタチェカ
  ロシア (RUS)
エヴゲニヤ・ボチェカリョワ
オルガ・シャチレンコ
イリーナ・デジューバ
アンジェリーナ・ユーシャコワ
ユリヤ・イバノワ
エレーナ・クリボシャエイ
個人総合   エカテリーナ・セレブリアンスカヤ
ウクライナ (UKR)
  ヤナ・バテリシナ
ロシア (RUS)
  エレーナ・ビトリチェンコ
ウクライナ (UKR)

国・地域別のメダル獲得数

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国・地域
1   ウクライナ (UKR) 4 1 2 7
2   ロシア (RUS) 3 3 4 10
3   アメリカ合衆国 (USA) 2 2 1 5
4   ルーマニア (ROU) 1 4 5 10
5   中国 (CHN) 1 4 1 6
6   スペイン (ESP) 1 0 0 1
  ドイツ (GER) 1 0 0 1
  ギリシャ (GRE) 1 0 0 1
  イタリア (ITA) 1 0 0 1
  スイス (SUI) 1 0 0 1
11   ブルガリア (BUL) 0 2 0 2
12   韓国 (KOR ) 0 1 0 1
  ハンガリー (HUN) 0 1 0 1
14   ベラルーシ (BLR) 0 0 4 4
合計 16 18 17 51

脚注

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  1. ^ オリンピック感動の名シーン ケリー・ストラッグ片足着地で奇跡の金”. 国際オリンピック委員会. 2024年12月25日閲覧。
  2. ^ オリビア・ワイルドが体操選手ケリー・ストラグの伝記映画を監督”. 映画.com (2020年2月20日). 2024年12月25日閲覧。
  3. ^ 体操女子個人総合 モセアヌ“代役”で女王狙う 同僚のけがで出場権/夏季五輪 読売新聞 1996年7月25日全国版朝刊18ページ

出典

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外部リンク

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