アデルリン・ロドリゲス

ドミニカ共和国のプロ野球選手

アデルリン・ロドリゲス Aderlin Rodriguez1991年11月18日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手内野手外野手)。

アデルリン・ロドリゲス
Aderlin Rodriguez
ティフアナ・ブルズ #64
AAA級トレド・マッドヘンズ時代
(2021年9月4日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ
生年月日 (1991-11-18) 1991年11月18日(32歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手左翼手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 NPB / 2020年6月19日
最終出場 NPB / 2022年10月13日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入りとメッツ傘下時代

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2008年7月2日にニューヨーク・メッツと契約してプロ入り[1]

2015年は、AA級ビンガムトン・メッツでプレーしていたが、7月15日にFAとなった[2]

マリナーズ傘下時代

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2015年7月21日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、AA級ジャクソン・ジェネラルズに配属された。11月6日にFAとなった[2]

オリオールズ傘下時代

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2016年1月18日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。A+級フレデリック・キーズ英語版で130試合に出場し、打率.304、26本塁打、93打点の成績を残した。

2017年は、AA級ボウイ・ベイソックスで125試合に出場し、打率.279、22本塁打、76打点の成績を残した。11月6日にFAとなったが、12月22日にマイナー契約で再契約した[2]

2018年は、AA級ボウイ・ベイソックスで128試合に出場し、打率.286、23本塁打、92打点の成績を残した。11月2日にFAとなった[2]。オフに千葉ロッテマリーンズの秋季キャンプにて入団テストを受けたが不合格となった[3]

パドレス傘下時代

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2018年12月21日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]

2019年は、AAA級エルパソ・チワワズで75試合に出場し、打率.321、19本塁打、64打点の成績を残した[2]

オリックス時代

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2019年12月23日にタイラー・ヒギンスと共にオリックス・バファローズと契約を結んだ[4]背番号42

2020年は7月29日の北海道日本ハムファイターズ戦で左手首に死球を受け、7月30日に一軍登録を抹消された[5]。59試合の出場で打率.218、6本塁打、25打点に留まった。 オフの12月2日に自由契約公示された[6]

タイガース傘下時代

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2021年1月17日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[7]。この年はAAA級トレド・マッドヘンズで116試合に出場し、打率.290、29本塁打、94打点の成績を残した[2]。オフの11月7日にFAとなった[2]

パドレス傘下時代

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2022年1月4日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]。6月9日に自由契約となった[2]

阪神時代

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2022年6月20日、ジェフリー・マルテの故障、メル・ロハス・ジュニアの不振と、ロドリゲスがNPBでプレーした経験があることを背景に、阪神タイガースと契約したことが発表された[8][9]。背番号は91。7月8日に来日し[10]、同12日に入団会見を行った[11]。その後、二軍での調整を経て7月22日に一軍昇格[12]。同日の対横浜DeNAベイスターズ戦(阪神甲子園球場)に代打で出場すると、初打席で2点適時二塁打を放った[13]。7月29日、対ヤクルト戦で「7番・一塁手」として先発出場し、移籍後初の本塁打を放った[14][15]。8月7日の対広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では6番に座り、7番のロハスと共に2者連続本塁打を放った[16]。その後ヒットが出なくなり、8月28日に出場選手登録を抹消された[17]。シーズン終了後の10月28日に退団が発表され[18]、12月2日に自由契約公示された[19]

メキシカンリーグ時代

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2023年5月3日、ティフアナ・ブルズと契約した。

選手としての特徴

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マイナー通算174本塁打を誇る長打力が最大の持ち味。

守備力の低さを大きな課題としている。一塁の守備しか守れず、その一塁手としての守備さえも不安が残るとされる。オリックス時代は38試合の出場で8失策を犯している[20]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2020 オリックス 59 211 193 11 42 10 0 6 70 25 1 0 0 1 14 0 3 55 3 .218 .280 .363 .642
2022 阪神 24 70 65 5 10 2 0 2 18 9 0 0 0 1 2 0 2 17 4 .154 .200 .277 .477
通算:2年 83 281 258 16 52 12 0 8 88 34 1 0 0 2 16 0 5 72 7 .202 .260 .341 .601
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

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一塁












2020 オリックス 38 280 18 8 24 .974
通算 38 280 18 8 24 .974
  • 2021年度シーズン終了時

表彰

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NPB

記録

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初記録

背番号

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  • 42(2020年)
  • 91(2022年7月11日 - 同年終了)

脚注

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  1. ^ Rodriguez, Palumbo Named PCL Players of the Week for August 12 -18”. OurSports Central (2019年8月19日). 2021年5月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j MLB公式プロフィール参照。2022年6月11日閲覧。
  3. ^ ロッテにA・ロッド!テストで柵越え7本も丸次第…”. 日刊スポーツ (2018年11月16日). 2020年8月9日閲覧。
  4. ^ オリ、新外国人ロドリゲス&ヒギンスの獲得発表”. サンケイスポーツ (2019年12月24日). 2020年8月9日閲覧。
  5. ^ オリックス・ロドリゲス抹消 死球で左前腕部を打撲 日刊スポーツ 2020年7月30日掲載
  6. ^ 2020年度 自由契約選手 公示”. NPB.jp 日本野球機構 (December 2, 2020). December 4, 2022閲覧。
  7. ^ タイガース、昨季オリックスのロドリゲスと合意 日刊スポーツ 2021年1月18日掲載
  8. ^ 外国人選手との契約締結について”. 阪神タイガース (2022年6月20日). 2022年6月20日閲覧。
  9. ^ “【阪神】アデルリン・ロドリゲスと契約 マイナー通算215本塁打 20年にオリックスでプレー”. 日刊スポーツ. (2022年6月20日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202206200000542_m.html 2022年6月20日閲覧。 
  10. ^ 【阪神】新外国人ロドリゲス来日「また日本に戻ってくることがうれしい」20年オリックス在籍 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年7月12日閲覧。
  11. ^ 【阪神】マイナー通算215発、新外国人ロドリゲスが入団会見「ファンが熱心って話を聞いた」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年7月12日閲覧。
  12. ^ 【阪神】新外国人ロドリゲス22日1軍昇格「準備はできている」逆襲のピースに - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年7月22日閲覧。
  13. ^ 【阪神】新助っ人ロドリゲス縦じまデビュー戦で初安打&適時打 7回代打登場で右越え2点二塁打 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年7月22日閲覧。
  14. ^ 阪神・ロドリゲスの移籍1号に虎党歓喜 「ロドリゲス」トレンド入り「外れって言ったの誰?」”. デイリースポーツ online (2022年7月29日). 2022年7月29日閲覧。
  15. ^ 阪神が後半戦白星発進で今季初貯金 新助っ人ロドリゲスがヤクルト相手に加入後初アーチだ!”. サンスポ. 2022年7月29日閲覧。
  16. ^ 阪神 ロドリゲス&ロハスが初のアベック弾「二人でチームの力に」「最高の気分」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年8月9日閲覧。
  17. ^ 阪神・ロドリゲスが登録抹消 7月加入も低調…直近は30打席無安打”. スポニチアネックス. 2022年9月5日閲覧。
  18. ^ 来季の選手契約について”. 阪神タイガース (2022年10月28日). 2022年11月17日閲覧。
  19. ^ 2022年度 自由契約選手 公示”. NPB.jp 日本野球機構 (December 2, 2022). December 4, 2022閲覧。
  20. ^ 【岡田彰布氏の眼】阪神はロドリゲスにポジション与える必要ない 今の日本選手打線で戦うべき”. デイリースポーツ online (2022年7月10日). 2022年7月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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