アディントン

ベルモットをベースとするカクテル

アディントンとは、ベルモットワイン)をベースとするカクテルであり、冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)に分類される。カクテル名の「アディントン」というのは、18世紀のイギリス政治家ヘンリー・アディントンに因む[1]。 なお、似たカクテルとして、アメリカーノがある。

標準的なレシピ

編集
  • ドライ・ベルモット = 30ml
  • スイート・ベルモット = 30ml
  • 炭酸水 = 適量
  • オレンジ果皮 (香り付け用)

作り方

編集

オールド・ファッションド・グラス(容量180ml程度)など、適切なグラスにを入れ、そこにドライ・ベルモットを注ぎ、次にスイート・ベルモットを注ぎ、ステアする。その後、適量の炭酸水を注いでグラスを満たす。最後に、オレンジの果皮より精油を絞りかければ完成である。

備考

編集
  • 炭酸水を注いだ後に、軽くステアすることもある。ただし、その場合、なるべく炭酸が二酸化炭素となって逃げていってしまわないよう、必要以上のステアは避けなければならない。ちなみに、炭酸水を加える前のステアについては、特に注意すること(炭酸が抜けるようなこと)はないので、通常通り、しっかりと行えば良い。
  • オレンジの果皮は、精油を絞りかけた後、そのままグラスに飾ってしまう場合もある[2]

類似のカクテル

編集

似たカクテルとして、アメリカーノが挙げられる。しかし、アメリカーノについては、ややこしいところがあるので、ここでの説明は行わない。アメリカーノの記事を参照のこと。

関連項目

編集

出典

編集
  1. ^ 稲 保幸 『カクテルガイド』 p.148 新星出版 1997年4月15日発行 ISBN 4-405-09629-5
  2. ^ 中村 健二 『カクテル』 p.153 主婦の友社 2005年7月20日発行 ISBN 4-07-247427-4

主な参考文献

編集