アテンボロサウルスAttenborosaurus)は、ジュラ紀前期に生息した首長竜類である[1]イングランドドーセットで化石が発見された[1]

復元図。

プレシオサウルス科とする意見が多くみられるが、より基盤的な系譜に位置するという見解もある[2]。元の化石は第二次世界大戦により紛失してしまったが、ロンドン自然史博物館などに複製が所蔵されており、研究が進められている[1][2]。皮膚の痕跡も化石として残されており、目立った大きな鱗のない現生のイルカに近い水の抵抗を減らすためのものだったということも判明した[1]

もともとはプレシオサウルスの1種として記載されていたが、 1993年にロバート・T・バッカーによって新属新種として記載[1]。学名は『ジュラシック・パーク』ジョン・ハモンド役で知られるリチャード・アッテンボローの弟でありBBCなどの動物番組のナレーションで知られるデイビッド・アッテンボローへの献名である[1]

全長は5メートルほど[1]で、水中で長い首を使い広い範囲の魚を鋭い歯で捕らえていた[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h Attenborosaurus”. www.prehistoric-wildlife.com. 2024年11月5日閲覧。
  2. ^ a b Attenborosaurus – Plesiosaur Directory” (英語). 2024年11月5日閲覧。