アップル・パイ
アップル・パイとは、ショートドリンクに分類される、カクテルである。正式名称は、アップル・パイ・カクテルだが、通常、アップル・パイと省略するので、本稿でも、以降、アップル・パイと記述する。「アップル(Apple)」と付くのにもかかわらず、リンゴに関係した材料が一切使用されないのが特徴。1959年当時は、有名なカクテルであった[1]。
標準的なレシピ
編集- ラム(ヘヴィは使用しない) : スイート・ヴェルモット = 1:1
- アプリコット・ブランデー = 1 tsp
- レモン・ジュース = 1 tsp
- グレナデン・シロップ = 2分の1 tsp
作り方
編集ラム、スイート・ヴェルモット、アプリコット・ブランデー、レモンジュース、グレナデン・シロップをシェークして、カクテル・グラス(容量75〜90ml程度)に注げば完成である。
備考
編集- 使用されるラムは、ライト・ラムが指定されることもある。
- ヘヴィ・ラムは使用されない。
- アプリコット・ブランデー、レモンジュースの量は、数drop〜1tspの間で増減する。
- グレナデン・シロップの量は、数drop〜2分の1tspの間で増減する。
- ただし、グレナデン・シロップの量は、アプリコット・ブランデー、レモンジュースの量よりも常に少ない。
出典
編集- ^ 片方 善治 『洋酒入門』 p.120 社会思想社 1959年12月15日発行
参考文献
編集- 片方 善治 『洋酒入門』 社会思想社 1959年12月15日発行
- 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
- 浜田 晶吾 監修 『カクテル教室』 p.146 日東書院 1971年7月10日発行
- 藤野 義麿 『図解 カクテル作り12ヵ月』 p.123、124 日本文芸社 1974年3月20日発行
- 高井 久 監修 『絵でわかるカクテル入門』 日東書院 1989年7月20日発行 ISBN 4-528-00362-7
- 稲 保幸 『カクテル・レシピ1000』 日東書院 2005年7月10日発行 ISBN 4-528-01412-2