アッツザクラ(アッツ桜、学名:Rhodohypoxis baurii)はキンバイザサ科に属する植物の一種。学名かな読みのロードヒポキシスもよく用いられる。クロンキスト体系ではユリ科に含められていた。

アッツザクラ
アッツザクラ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperm
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キンバイザサ科 Hypoxidaceae
: アッツザクラ属 Rhodohypoxis
: アッツザクラ R. baurii
学名
Rhodohypoxis baurii
(Baker[1]) Nel
英名
red star
spring starflower

原産地は南アフリカ共和国ドラケンスバーグ山脈周辺の高原で、アッツ島ではない。球根植物で、開花期は春。

和名の由来

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和名の由来は、はっきりしないが次のような説がある。

  • 太平洋戦争中にアッツ島で日本軍玉砕したことを悼んで「アッツ桜」。(この説が多いようである。)
  • 太平洋戦争中にアッツ島を日本軍が占領したことを記念して「アッツ桜」。

いずれも商品化の際にそのような名が付けられたとするようであるが、アッツ島は8月には日本でいえば高山植物にあたる花が野に咲き乱れる地で、実際に日本兵らが何らかの別の花をアッツ桜と名付けて日本を偲んでいたのではないかとする説もある[2]

脚注

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  1. ^ E. C. Stuart Baker (1864–1944; 鳥類学者) もしくはジョン・ギルバート・ベイカー (1834–1920; 植物学者)
  2. ^ アッツザクラと「アッツ桜」 - 山猫文庫第3版”. 山猫男爵. 2023年8月13日閲覧。