アゾルビン(Azorubine)は、アゾ化合物に由来する合成赤色着色料である。通常、二ナトリウム塩となり、赤色からえび茶色の粉末である。発酵の後、焼成される食品に利用される。E番号は、E122である[1]

アゾルビン
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識別情報
CAS登録番号 3567-69-9 ×
PubChem 6321394
ChemSpider 11588223 チェック
UNII DR4641L47F チェック
EC番号 217-699-5
E番号 E122 (着色料)
KEGG C19358 ×
ChEMBL CHEMBL1552837 ×
特性
化学式 C20H12N2Na2O7S2
モル質量 502.44
外観 赤色粉末
融点

>300 C

への溶解度 可溶 (120g/l)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

利用

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アメリカ合衆国では、1939年にD&C Red No.10として、薬品や化粧品用に登録されたが、安全性を確立するための研究を行う組織がなかったため、1963年にはリストから外された。アメリカ合衆国で食品に用いられたことはない[2][3]

EUでは、チーズ、乾燥果実、アルコール飲料等、特定の飲食物への使用が認められており[4]、また薬品の賦形剤としても用いることができる[5]:4[6]:16

国際食品規格委員会では、アゾルビンに対する規定がない[7]

出典

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