アセツル酸

アセツル酸 (Aceturic acid) またはN-アセチルグリシン (N-acetylglycine) は、アミノ酸のグリシンの誘導体である。塩またはエステルはaceturatesと呼ばれる。

アセツル酸
IUPAC名 2-acetamidoacetic acid
別称 N-acetylglycine, acetamidoacetic acid, acetylglycocoll
識別情報
略称	AcGly
CAS登録番号	543-24-8
PubChem	10972
ChemSpider	10507
SMILES CC(=O)NCC(=O)O
InChI InChI=1S/C4H7NO3/c1-3(6)5-2-4(7)8/h2H2,1H3,(H,5,6)(H,7,8) Key: OKJIRPAQVSHGFK-UHFFFAOYSA-N
特性
化学式	C4H7NO3
モル質量	117.1 g mol−1
外観	白色粉末か針状結晶
融点	206–208 °C
水への溶解度	2.7% at 15 °C
酸解離定数 pKa	3.64
危険性
Sフレーズ	S24/25
関連する物質
関連物質	N-アセチルグリシンアミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

合成

アセツル酸はグリシンを微量過剰量の無水酢酸とベンゼン中で加温するか、等モル量の無水酢酸と氷酢酸中で加温して合成する。