アストンマーティン・DB5
DB5は、アストンマーティンが1963年7月から1965年9月に製造したスポーツカーである。
アストンマーティン・DB5 | |
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DB5 | |
リア | |
概要 | |
製造国 | イギリス |
販売期間 |
1963年7月-1965年9月 2020年- (復刻版) |
デザイン | カロッツェリア・トゥーリング |
ボディ | |
乗車定員 | 2名/4名 |
ボディタイプ |
2ドアクーペ 2ドアドロップヘッドクーペ 2ドアシューティングブレーク |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 後輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 3,995cc直列6気筒DOHC |
最高出力 | 282–325hp |
最大トルク | 380–390Nm |
変速機 |
4速/5速MT 3速AT |
前 |
前:ダブルウィッシュボーン式 後:トレーリングアーム式 |
後 |
前:ダブルウィッシュボーン式 後:トレーリングアーム式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2490mm |
全長 | 4570mm |
全幅 | 1680mm |
全高 | 1340mm |
車両重量 | 1470kg |
系譜 | |
先代 | DB4 |
後継 | DB6 |
概要
編集DB4に代わり、1963年7月に発売された。
外観はDB4シリーズ5との差異は殆どないが、装備類の充実からか車重は116kg増の1,470kgとなった。
1964年秋から高性能版のヴァンテージ仕様も設定されたが、DB4GTより少ない65台の製造に留まった。また、ドロップヘッドクーペは123台が製造された。
その他に、12台がハロルド・ラドフォードの架装によりシューティングブレークに改造された。
1963年7月から1965年9月の2年余りの間に1,023台が製造された後、後継モデルのDB6にバトンタッチした。
映画・TVドラマ
編集映画007シリーズの3作目『ゴールドフィンガー』、続く4作目『サンダーボール作戦』において、様々なギミックを搭載した改造車として登場し、その後の映画シリーズの特徴となったことから、ボンドカーの代表的な車種として知られる。17作目『ゴールデンアイ』で再登場すると、その後のシリーズでも、メインのボンドカーとは別に、しばしばボンドの愛車として作中に登場している。
また、3代目ボンドのロジャー・ムーアが出演した映画『キャノンボール』でも、ボンドカーのパロディとして様々なギミックが搭載されたアストンマーティン・DB5が登場する[1]。
TVドラマ『スパイ大作戦』第1シリーズの「武器弾薬を渡すな Odds on Evil」では、左ハンドル仕様で赤いボディのものがメンバーの逃走用自動車として登場する。
機構
編集エンジンはDB4のものからシリンダー内径を4mm拡大した、内径φ96mm×行程92mmの3,995cc水冷直列6気筒全軽合金製DOHCエンジンを搭載。
標準型は3基のSU製キャブレターから282hpを、高性能版のヴァンテージ仕様は3基のウェーバー製キャブレターから324hpを出力する。
トランスミッションは当初は親会社のデヴィッド・ブラウン製の[要出典]4速MTが標準装備(オーバードライブのオプションあり)されていたが、その後すぐにZF製5速MTが標準になり[2]、ボルグワーナー製3速ATもオプション設定された[3]。
ギャラリー
編集-
DB5の内装
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DB5のエンジン
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DB5ヴァンテ―ジ
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DB5ドロップヘッドクーペ
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DB5シューティングブレーク
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ボンドカー仕様のDB5
注釈
編集- ^ ムーアが出演した007シリーズではDB5に限らず、アストンマーティンがボンドカーになったことはない。
- ^ Flammang, James M. (1994). Standard Catalog of Imported Cars, 1946-1990. Iola, WI: Krause Publications. p. 57. ISBN 0-87341-158-7
- ^ Lawrence, Mike (1991). A to Z of Sports Cars. Bideford, Devon: Bay View Books. p. 36. ISBN 1-870979-81-8