アスカルビーは、日本奈良県で育成されたイチゴの品種名。商品名としてはあすかルビー[1]

概要

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奈良県外には出回ることが少ないため、「幻の苺」とも呼ばれる[2]

アスカウェイブ女峰を交配した品種[1][3]で、2000年に品種登録された[4]

2021年時点での奈良県での作付面積は16ヘクタール、30パーセントと、古都華と並んで奈良県では最も栽培されている品種の1つである[4]

特徴

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粒が大きく、円錐形で丸みのある外観をしている[1]。果皮はツヤのある赤色でルビーの名前の由来にもなっており、果肉も赤みを帯びる[1][3]

果肉は少しかためだが、果汁は多く、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴[1][4]

12月頃から翌年5月頃に収穫される[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f いちごの品種っていくつある?味わいや採れる時期の違いまで、人気・代表品種の特徴を紹介”. ウォーカープラス (2024年1月26日). 2024年1月27日閲覧。
  2. ^ あすかルビー”. 明日香村. 2024年1月27日閲覧。
  3. ^ a b 「アスカルビー」『図説果物の大図鑑』マイナビ出版、2016年、157頁。ISBN 978-4839953843 
  4. ^ a b c 特集 奈良のいちご」『県民だより奈良』2月号、奈良県、2022年。