アクリルスタンド

アクリル板で作られた、人物やキャラクターのグッズ

アクリルスタンドは、透明なアクリル板に人物やキャラクターなどの画像を印刷して切り抜き、台座に差して自立できるようにしたものである。アクリルフィギュア[1]ともいう。アクリルスタンドの略称である「アクスタ」と呼ばれることが多い。

歴史

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アニメゲームなどの二次元キャラクターのグッズとして作られたのが始まりである[2]。人物の実写としては、ハロー!プロジェクトの「フィギュアスタンドキーホルダー」が先駆けと言われており、2014年にはAKB48K-POPアイドルからもアクスタが発売されていた[2][3]。2017年頃には『刀剣乱舞』などの2.5次元舞台や『ラブライブ!サンシャイン!!』の声優ユニットAqours、2018年にはジャニーズ事務所のアイドルや宝塚歌劇団、2020年には仮面ライダー、2021年には吉本興業所属芸人のアクスタが発売されており、2022年現在、キャラクターやタレントのグッズとして一般的となった[2]。他にも、ロックバンド野球選手プロレスラー雀士などのアクスタも存在する[2]

仕様

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素材はアクリル樹脂である。本体には人物やキャラクターの画像(全身であることが多い)が印刷され、1~2ミリメートル程度の余白を残して切り抜かれる。サイズは様々であり、高さ15センチメートル程度の手のひらサイズのものが一般的である[4]が、高さ10センチメートル以下のミニサイズ[5]のものや、60センチメートル程度のビッグサイズ[6]のものもある。台座は取り外し可能なものが一般的で、円形や四角形のアクリル板に板の厚みに合わせた穴が開けられており、穴に本体を差し込むことで自立させることができる。

用途

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アクリルスタンドの使用例(河野ひより

当初は飾って楽しむものであったが、現在ではコンサートやイベントの際に会場と一緒に写真を取ったり、外出先で食事や風景などと一緒に写真を撮ったりして、SNSに投稿するという楽しみ方もされている[2][7]。アクスタを撮影するための背景ジオラマや、きれいに保管するためのスタンドやケースなども存在する[2][8][9]

また、個人でも1個から安価に発注できるため、子供やペットなどの写真を使用したオリジナルアクスタを製作するなど、成長記録や記念品としても使用されている[10]

一部のアクスタは、あらかじめ上部に吊り穴が設けられており、台座を外して穴にチェーンなどを通すことで、キーホルダー(アクリルキーホルダー、アクキー)として使用することもできる[11]

脚注

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  1. ^ 「ボイド・テラリウム2」,アクリルフィギュアなどの新グッズが登場に”. 4Gamer.net (2022年8月26日). 2022年9月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f ハロプロから始まったアクリルスタンドブーム、「#アクスタのある生活」コロナ下での「推し活」必需品に”. モデルプレス (2021年12月2日). 2022年9月11日閲覧。
  3. ^ 大好きなメンバーをお部屋に飾ろう♪(*^_^*)アクリルスタンド☆”. AKB48 (2014年7月9日). 2022年9月11日閲覧。
  4. ^ 「あんスタ」を通して見えてきた、次元を超えてアイドルを愛すということ”. Real Sound (2022年8月19日). 2022年9月11日閲覧。
  5. ^ 『東リベ』並べて可愛い&持ち運びしやすい! ミニミニサイズアクスタ”. マイナビニュース (2022年5月11日). 2022年9月11日閲覧。
  6. ^ 【iKON】BIGアクスタはなんと『MORE』2個分! iKON JAPAN DEBUT 6th ANNIVERSARY GOODS”. MORE (2022年1月21日). 2022年9月11日閲覧。
  7. ^ 高校生「推し活」あるある 「むり、好き」しか言えなくなる、推しカラーだらけに”. 高校生新聞 (2022年8月17日). 2022年9月12日閲覧。
  8. ^ 推し活・オタ活グッズも、おしゃれなもので揃えたい!”. WEGO (2022年3月30日). 2022年9月11日閲覧。
  9. ^ トレカやアクスタを飾れるあなただけの神棚『推しを祀る神棚』にオーロラ色に輝くアクリル版“推し神棚”が新登場!”. TOWER RECORDS (2022年2月9日). 2022年9月11日閲覧。
  10. ^ 「オタクだから息子のアクスタ作ってみた」 生後半年の子どもの写真で作ったアクリルスタンドに「発想が素敵」の声”. ねとらぼ (2021年4月10日). 2022年9月11日閲覧。
  11. ^ サンリオのハロウィンくじ全部大当たり!マイメロもポムポムも可愛い仮装だよ~”. niftyニュース (2022年9月1日). 2022年9月11日閲覧。

関連項目

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