アキノハハコグサ

キク科の種

アキノハハコグサ(秋の母子草、学名: Pseudognaphalium hypoleucumシノニム: Gnaphalium hypoleucum)は、キク科ハハコグサ属一年草越年草の一種。

アキノハハコグサ
福島県浜通り地方 2017年9月
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : キキョウ類 Campanulids
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: ハハコグサ連 Gnaphalieae
: ハハコグサ属 Pseudognaphalium
: アキノハハコグサ P. hypoleucum
学名
Pseudognaphalium hypoleucum (DC.) Hilliard et B.L.Burtt[1]
シノニム
  • Gnaphalium hypoleucum DC[2]
和名
アキノハハコグサ

特徴

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一年生草本。茎は上部で分岐し表面に白い綿毛が生えている。高さは30-60cmになる。葉は披針形で、長さが4-5cmで幅が2.5-7mmであり、上面が緑色、裏面には白い綿毛がある。葉の基部が耳形になっており、茎を抱くようにつく。花期は9-10月で、茎の先端に淡黄色をした多くの頭花をつける[3]

分布と生育環境

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日本本州九州)、朝鮮半島中国東南アジアインドに分布する[3]。やや乾いた山地に生える。

分類

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日本では同属にハハコグサがあり、同種はごく普通種で、本種によく似ている。違うところはハハコグサは葉の両面に毛があって白く、茎は基部で分枝して、先端近くではほとんど分枝しないことで、本種では葉の裏面だけが白く、茎の上部でよく分枝する。

保全状況評価

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2000年までの環境省レッドデータブックでは絶滅危惧IB類に選定されていたが、2007年には絶滅危惧II類と評価された。その後、2012年には絶滅危惧IB類に選定し直された。

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ アキノハハコグサ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ アキノハハコグサ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ a b 原色日本植物図鑑 草本編I (1957)

参考文献

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  • 北村四郎村田源堀勝『原色日本植物図鑑 草本編』 I(改訂60刷)、保育社、1957年、73頁。ISBN 9784-586-30015-0 
  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、1981年、平凡社
  • 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
  • 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 5』、2017年、平凡社