アカオボウシインコAmazona brasiliensis)は、オウム目インコ科に分類される鳥類

アカオボウシインコ
アカオボウシインコ
アカオボウシインコ Amazona brasiliensis
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: Amazona
: アカオボウシインコ
A. brasiliensis
学名
Amazona brasiliensis
(Linnaeus, 1758)
和名
アカオボウシインコ
英名
Red-tailed amazon

分布

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ブラジルサンパウロ州パラナ州固有種[1]

形態

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全長35-37cm。[1]尾羽は短い。[1]全身は緑色の羽毛で被われる。[1]頭部は赤、顔は淡い青紫色の羽毛で被われる。[1]中央尾羽先端は黄色。[1]翼は羽毛の外縁(羽縁)が黄色で、風切羽先端は暗色。[1]

眼の周囲には羽毛がなく、淡青色の皮膚が露出する。[1]嘴の色彩は白色。[1]

生態

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主に標高200m以下にある基底が砂の森林や林床が水没した森林、マングローブ林に生息する。[1]食物や水を求めて放浪するが、非繁殖期にも内陸部の斜面へ向かい短距離を移動する。[1]

食性は雑食で、果実種子やその蜜、昆虫クモなどを食べる。[1]

繁殖形態は卵生。9-翌2月に枯れ木の樹洞や水面から100-150cmの高さにある生木の樹洞、シロアリの巣などに、1回に3-4個の卵を産む。[1]抱卵期間は27-28日。[1]育雛期間は約55日。[1]

人間との関係

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開発による生息地の破壊、家畜との競合、娯楽としての狩猟、ペット用の乱獲、温暖化による海水面の上昇などにより生息数は激減している。[1]ブラジルでは法的に保護の対象とされているが、密猟されることもある。[1]1997年における生息数は3,500-4,500羽と推定されている。[1]サンパウロ州での1993年における生息数は1,550羽、パラナ州での1987年における生息数は約2,000羽と推定されている。[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、71、136-137頁。

外部リンク

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