アウレリウス氏族
アウレリウス氏族(ラテン語: Aurelii) は、古代ローマの氏族のひとつ。紀元前3世紀中盤より勃興したプレブス系の家系である。
概要
編集氏族から初めて執政官となったのは紀元前252年のガイウス・アウレリウス・コッタで、その後も長く執政官を輩出している。
ガイウス・ユリウス・カエサルの母アウレリア・コッタ や、アントニヌス・ピウス帝の父ティトゥス・アウレリウス・フラウィウスなどがいる。
一門
編集コッタ家
編集- ガイウス・アウレリウス
- ルキウス・アウレリウス
- ガイウス・アウレリウス・コッタ (紀元前252年の執政官)
- ガイウス・アウレリウス:紀元前216年のレガトゥス
- マルクス・アウレリウス・コッタ:紀元前216年のアエディリス・プレブス
- マルクス・アウレリウス・コッタ:紀元前189年ルキウス・コルネリウス・スキピオ・アシアティクスの使者としてアンティオキア使節団と共にローマへ帰還。元老院にアシアの報告をする
- ガイウス・アウレリウス・コッタ (紀元前252年の執政官)
- ルキウス・アウレリウス
- ルキウス・アウレリウス・コッタ:紀元前182年から幾度かレガトゥスを務める
- マルクス・アウレリウス・コッタ:紀元前130年前後の貨幣鋳造三人委員
- ルキウス・アウレリウス・コッタ:紀元前101年頃の貨幣鋳造三人委員
- ルキウス・アウレリウス・コッタ:紀元前95年頃のプラエトル
- マルクス
- アウレリウス・コッタ:紀元前49年の護民官
- マルクス・アウレリウス・コッタ:紀元前49年のプロプラエトル。サルディニアから追放されアフリカへ逃れた
オレステス家
編集- ルキウス・アウレリウス
スカウルス家
編集- ガイウス・アウレリウス・スカウルス:紀元前186年のプラエトル。サルディニア担当
- マルクス・アウレリウス・スカウルス:紀元前108年の補充執政官
その他
編集- プブリウス・アウレリウス・ペクニオラ:紀元前252年のトリブヌス・ミリトゥム
- ガイウス・アウレリウス:紀元前216年のレガトゥス。マルクス・クラウディウス・マルケッルスの下ノラの戦い (紀元前216年)に参加
- アウレリウス:紀元前155年頃の貨幣鋳造三人委員
- アウレリウス・ルフス:紀元前135年前後の貨幣鋳造三人委員
- マルクス・アウレリウス:紀元前110年前後の貨幣鋳造三人委員
- アウレリウス:紀元前45年のレガトゥス。アウルス・ヒルティウスの下ガリア・トランサルピナで戦う
参考文献
編集- T. R. S. Broughton (1951, 1986). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1-3. American Philological Association
- Ernst Badian (1957). “Caepio and Norbanus: Notes on the Decade 100-90 B.C.”. Historia (Franz Steiner Verlag) 6 (3): 322. JSTOR 4434533.