アイ・ビリーヴ (タタ・ヤンのアルバム)

タタ・ヤンのアルバム

アイ・ビリーヴ』(: I Believe)は、タイ人歌手タタ・ヤン初の英語曲アルバムで、2004年2月25日シンガポールで発売され[1]、2004年11月17日には日本でも通常盤及びDVD付限定盤の2形態で発売された[2][3]

『アイ・ビリーヴ』
タタ・ヤンスタジオ・アルバム
リリース
録音 2003年
ジャンル ポップブラック・コンテンポラリーR&B
時間
レーベル ソニー・ミュージックコロムビア
プロデュース ヒートビジョン
タタ・ヤン アルバム 年表
Real TT
(2003年)
アイ・ビリーヴ
(2004年)
Dangerous TATA
(2005年)
『アイ・ビリーヴ』収録のシングル
  1. 「セクシー・ノーティー・ビッチー」
  2. 「アイ・ビリーヴ」
  3. 「シンデレラ」
  4. 「アイ・シンク・オブ・ユー」
  5. 「Dhoom Dhoom」
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概要

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アルバムはアジア全土でヒットし、インドでは100万枚以上を売り上げゴールドディスクに認定された[4][5]。また、リードジングルの「セクシー・ノーティー・ビッチー」は日本のオリコンチャートでトップ10入りを果たしたほか、東南アジアの全域およびインドにおいてテレビ・ラジオや音楽チャートを軒並み席巻するなど、当年のアジアで最も成功した曲の一つとなった[6][7]。アルバムと同名曲「アイ・ビリーヴ」も香港の音楽チャートで1位を獲得し、東アジア圏でもトップ20入りするなど、同じく東南アジア全土で大ヒットした。ヤン本人によるアルバムのプロモーションは2004年半ばにタイとインドで行われてる[5]

このアルバムには4曲のカバー曲がある。「エヴリバディ・ダズント」は、元々スウェーデン人ポップ歌手アマンダ・ラメチェの曲である。「アイ・ビリーヴ」の原曲は2000年にスウェーデン人歌手カローラ・ヘグクビストの曲として発売された「I Believe in Love」で、2001年のアルバム『My Show』に収録されている。「シンデレラ」は、元々アメリカを拠点とする女性ポップグループI5の曲で、その後バンドプレーや、チーター・ガールズがカバーしている。「アイ・ウォント・ホワット・アイ・ウォント」は、元々ローレン・クリスティのスタジオアルバム『Breed』(1997年)の収録曲で、映画ワイルドシングス(1998年)の挿入歌としても使用されている。

2007年には「アイ・ビリーヴ」がAFCアジアカップ2007(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアの4か国共同開催)の公式テーマソングに採用された。

マレーシアでは「セクシー・ノーティー・ビッチー」の曲名が問題とされ、“ビッチー”(Bitchy)の部分が“チーキー”(Cheeky)に置き換えられている[8]

収録曲

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通常盤
#タイトル作詞・作曲時間
1.「エヴリバディ・ダズント」アーンサー・バーギッソン、アマンダ・ラメチェ、ティナ・ハリス、ジャメリア・デイビス
2.「セクシー・ノーティー・ビッチー」デヴィッド・クレウェット、イヴァリン・リンシンキ、サバン・コテチャ
3.「アイ・ビリーヴ」マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン、カローラ・ヘグクビスト
4.「コール・ヒム・マイン」ヨアキム-E、サバン・コテチャ
5.「シンデレラ」リンディ・ロビンズ、ケヴィン・サヴィギル
6.「ロンリー・イン・スペース」マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン、ビクトリア・ホーン
7.「アイ・シンク・オブ・ユー」ロビン・スコーフィールド、リード・ベルテルニー
8.「バッド・ボーイズ・サッド・ガールズ」アレナ、マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン
9.「ソーリー・エニウェイ」デビッド・エリクセン、アレナ
10.「クラッシュ・オン・ユー」マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン
11.「マイ・ワールズ・スピニング」マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン
12.「アイ・ウォント・ホワット・アイ・ウォント」ローレン・クリスティ、チャーリー・ミッドナイト
合計時間:
日本盤限定[CD+DVD]
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(ミュージックビデオ)  
2.「アイ・ビリーヴ」(ミュージックビデオ)  
3.「シンデレラ」(ミュージックビデオ)  
特典VCD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(ミュージックビデオ)  
2.「インタビュー」  
特別限定盤
#タイトル作詞・作曲時間
13.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(DJラジエフ ボリウッド・リミックス)デヴィッド・クレウェット、イヴァリン・リンシンキ、サバン・コテチャ
14.「アイ・ビリーヴ」(DDPリミックス)マーティン・アンケリウス、ヘンリク・アンダーソン、カローラ・ヘグクビスト
15.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(フートン・リミックス)デヴィッド・クレウェット、イヴァリン・リンシンキ、サバン・コテチャ
合計時間:
特別限定盤[特典VCD]
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(カラオケ)  
2.「アイ・ビリーヴ」(カラオケ)  
3.「シンデレラ」(カラオケ)  
4.「アイ・シンク・オブ・ユー」(カラオケ)  
5.「コール・ヒム・マイン」(カラオケ)  
6.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(ライヴ)  
7.「シンデレラ」(ライヴ)  
8.「アイ・シンク・オブ・ユー」(ライヴ)  
9.「アイ・ビリーヴ」(ライヴ)  
サンキューエディション
#タイトル作詞・作曲時間
13.「Dhoom Dhoom」アシフ・アリ・ベイグ
14.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(Japanese Version) 
15.「アイ・ビリーヴ」(Japanese Version) 
16.「アイ・シンク・オブ・ユー」(Japanese Version) 
合計時間:
サンキューエディション[特典DVD]
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「Dhoom Dhoom」(ミュージックビデオ)  
2.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(日本版ミュージックビデオ)  
3.「アイ・ビリーヴ」(日本版ミュージックビデオ)  
4.「シンデレラ」(ミュージックビデオ)  
5.「セクシー・ノーティー・ビッチー」(ミュージックビデオ)  
6.「アイ・ビリーヴ」(ミュージックビデオ)  

参考文献

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外部リンク

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