よいこのしごと
『よいこのしごと』は、まがりひろあきによる4コマ漫画作品。『まんがライフ』で、2005年12月号ゲスト掲載を経て2006年6月号より2011年2月号まで連載。うっかり悪の秘密結社に入社してしまったドジなOL、吉沢宵子の日常を描く。『まんがライフ』では「生活感」を重視しているため、シュールなネタは載せられない可能性があり[1]、作者が他作品で多用しているシュールでブラックなネタは本作では全く見られない。
よいこのしごと | |||
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ジャンル | 4コマ漫画 | ||
漫画:よいこのしごと | |||
作者 | まがりひろあき | ||
出版社 | 竹書房 | ||
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掲載誌 | まんがライフ | ||
レーベル | バンブーコミックス | ||
発表期間 | 2005年10月17日 - 2010年12月17日 | ||
巻数 | 全2巻+同人誌として自費出版1巻 | ||
テンプレート - ノート |
登場人物
編集Black Cloth(黒い布)団
編集怪人は戦闘員が昇進して改造される場合(クモ男、ゾウ男、自転車男など)と、一から製作される場合(幼稚園児女、チョコレート男→チョコレート女など)の二通りが存在する。
- 吉沢 宵子(よしざわ よいこ)
- うっかり悪の組織「BC団」に就職してしまった天然系OL。因みに酒癖が非常に悪く、酔うと朗らかな性格のまま毒舌になる。
- 総統
- 炎のような形状の逆立つ黒い毛玉。全てが謎。
- 大佐
- BC団の幹部。軍服姿で目つきの悪い口髭の男。登場人物の中ではかなりまとも。妻帯者らしく、休日は息子と出歩いたりもしている。
- ダークレディ
- BC団の女性幹部。いかにもなコスチューム(仮面・黒いレオタード・マント)は自作している。有明に出没するレイヤーでもある。
- ドクターズル
- BC団の天才科学者。妙な怪人や季節に因んだ怪人を作ることが多い。
- BC団団員
- 黒タイツを着た戦闘員たち。全員男性であり、女性は普通のOLのような制服である(ただし劇中には、吉沢以外の所謂「戦闘員と同じ地位の」女性団員は登場していない)。
- イヌ男
- イヌの怪人。数多くいる怪人達の中でも出番が多い。
- ブタ男
- ブタの怪人。イヌ男同様出番が多い。元の人間の姿は、吉沢から「余り変わってませんね」と言われてしまった。
- 幼稚園児女
- 幼稚園の潜入捜査のために作られた怪人。外見は幼稚園児そのもの。大人ぶっているが、子供っぽいところもある。
- カニ男
- カニの怪人。初期は出番が多かったが、中盤以降はめっきり出番が少なくなる。両腕がハサミだが、実は取り外し可能で、その中には普通の腕が隠れている。
正義の味方
編集- イナゴ男
- BC団をリストラされたことを根に持っており、BC団と対立している。劇中では耳型のアイテムを装着した際に「仮面ノ○ダー」と言われた事もある。正義の味方だが、正義の味方らしからぬ行いも平気でやっている。因みに企画段階では彼が主人公で、人間体にも戻れる設定だった。
- 桐島博士
- イナゴ男を支援する天才科学者。以前BC団の採用面接を受けたが落とされている。
- ジャスティス仮面
- 所属不明。イナゴ男の登場以降出番が無かったが、仕事で海外に赴任していた。
書誌情報
編集- まがりひろあき『よいこのしごと』 竹書房〈バンブーコミックス〉全2巻(未完)
- 2007年11月23日発行(2007年10月27日発売)、ISBN 978-4-8124-6748-0
- 2009年10月10日発行(2009年9月26日発売)、ISBN 978-4-8124-7159-3
- 2010年12月発行 - 同人誌として著者サークル「まがり堂」より発売。
脚注
編集- ^ 単行本第1巻