ゆっくり実況
音声合成ソフトを使用したゲーム実況などの動画
概要
編集「棒読みちゃん」「SofTalk」などのAquesTalkを利用した音声合成ソフトを使うゲーム実況や車載などの動画[1][2]。
これらの音声は、アスキーアート (AA) が元となったキャラクター「ゆっくりしていってね!!!」から「ゆっくり」と呼ばれる[3]。ニコニコ動画では人気のジャンルとなっており[4]、YouTubeを始めとする他の動画サイトや、テレビ東京の『モヤモヤさまぁ〜ず2』[5]や映画『青鬼』の予告編でも同様の手法が用いられている。ゆっくり実況を用いる動画投稿者のことをゆっくり実況者といい、実況されるゲームはマインクラフトからマリオカート、Apexまで多岐にわたる。またゆっくり実況者を専門とせずとも、動画内でゆっくりの仕組みを利用する配信者も多く存在する。
AquesTalkの他にも、VOCALOID、VOICEROID、UTAU、CeVIOなどによる同様の手法で動画を作成する者もいる。
作成方法
編集主な方法として、ゆっくりMovieMakerやnicotalkなどのソフトを使用し、音声や立ち絵、字幕などを作成し、それにAviutlで細かい編集を加え、動画として出力する、という方法が挙げられる[6][7]。
出来事
編集→「ゆっくり茶番劇商標登録問題#騒動の経緯・時系列」も参照
2022年5月24日に、ゆっくり茶番劇の商標登録に対し、ドワンゴがゆっくり実況を商標登録出願をしたが[8]、2023年2月7日に出願が拒絶された[8][9]。
出典
編集- ^ “ニコ動屈指の行動力!車載動画は今日もネットとリアルを繋げている”. ascii×デジタル (2014年10月9日). 2015年11月29日閲覧。
- ^ “動画数16万超の「ゆっくり実況プレイ」はホラーと相性◎”. ascii×デジタル (2013年12月5日). 2015年11月29日閲覧。
- ^ “生首キャラと棒読みの化学反応──ニコ動で流行る「ゆっくり」動画とは?”. マイナビニュース (2010年4月2日). 2015年11月29日閲覧。
- ^ “「ゆっくり実況」を誰でも簡単に作れるツール「ゆっくりMovieMaker」で、ヒビコレちゃんにおしゃべりさせてみた”. ねとらぼ (2011年12月18日). 2015年11月29日閲覧。
- ^ “ゲーム実況動画を編集するには?--無料編集ソフトの使い方”. CNET Japan (2015年6月19日). 2015年11月29日閲覧。
- ^ “【ゆっくり】nicotalkの使い方と設定方法(1/2)【VOICEROID・CeVIO等】”. AviUtlの易しい使い方 (2016年3月5日). 2023年9月22日閲覧。
- ^ “【AviUtl】ゆっくりムービーメーカーの導入方法と使い方(2/2)【解説実況】”. AviUtlの易しい使い方 (2015年10月20日). 2023年9月22日閲覧。
- ^ a b “文字商標「ゆっくり茶番劇」に関するドワンゴの見解と対応について|ニコニコインフォ”. 文字商標「ゆっくり茶番劇」に関するドワンゴの見解と対応について|ニコニコインフォ. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “「ゆっくり実況」などの商標出願に拒絶通知 ドワンゴが「誰も登録できないと明らかにする」と出願”. ITmedia NEWS. 2023年9月22日閲覧。