みずかがみ
みずかがみは、滋賀県農業技術振興センターが開発した日本のイネの品種名および銘柄名である。一般公募により命名され、「みず」は「豊かな水源・琵琶湖」を、「かがみ」は「作り手の真心がそのままお米に反映している」という意味が込められている[1]。
みずかがみ | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | 大育1744 × 滋賀64号 |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | みずかがみ |
開発 | 滋賀県農業技術振興センター |
概要
編集2003年に「大育1744(滋賀66号)」を母、「滋賀64号」を父として人工交配を行い、その後代から育成された品種[2]。
2011年に「滋賀73号」の地方系統番号を付し、2014年7月22日に品種登録[3]。
高温登熱性や耐倒伏性が強く、葉いもち抵抗性はやや強く、穂いもち抵抗性は中である。胴割れしにくく、1等比率が高い[4]。炊飯米は、白く輝く艶があり、極良食味[4]。粒感がしっかりしており、かたさと粘りのバランスが良いとされる[4]。キャッチフレーズは「ゆたかな水にかがやく実り」[1]。
- 交配系譜
大育1744 (滋賀66号) | 滋賀64号 | ||||||||||||||||
みずかがみ (滋賀73号) | |||||||||||||||||
脚注
編集出典
編集- ^ a b 中川淳也、吉田貴宏、森茂之、日野耕作、山田善彦、宮村弘明、西谷清彦「高温登熱性に優れる水稲新品種「みずかがみ」の育成」『滋賀県農業技術振興センター研究報告』第52号、2014年、1-14頁。
- ^ “イネ品種データベース検索システム”. 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター. 2019年8月22日閲覧。
- ^ “登録品種データベース”. 農林水産省. 2019年8月22日閲覧。
- ^ a b c 株式会社日本食糧新聞社編『全国お米のこだわり銘柄事典』株式会社日本食糧新聞社、2018年4月10日、100頁。