ほやたまご
ほやたまごは、宮城県女川町の郷土料理[1][2]。ゆで卵をまるごとホヤの剥き身で包み、特製出汁で煮込んだ料理である[1][2]。
冷たいままでも、温めても食され、おでんの具としても利用される[1]。
2014年ごろに女川町の水産加工会社「マルキチ阿部商店」によって商品化が行われた[3]。「マルキチ阿部商店」では、ほやたまご以外にもホヤを使用した「ほやせんべい」、「さきほや」などを開発し、販売している[4]。
ガチャガチャ
編集2021年には仙台駅と女川町の商業施設内にほやたまごを入れたガチャガチャ(カプセル自動販売機)が設置され、話題となった[2][3]。
コロナ禍のために商品の出張販売ができなくなり、女川町を訪れる観光客も減ったことから、「マルキチ阿部商店」の社長・阿部淳が無人でも販売可能でSNS映えするものとしてガチャガチャを発案し、常温保存が可能なほやたまごを開発して卵形のカプセルに詰めて、販売を行った[2][3]。2021年3月に仙台駅構内の駅弁屋で販売を開始し、2か月で1000個以上を売り上げた[2]。
ガチャガチャ用のプラスチックケースは洋菓子用に作られた丸型のものを使用し、ガチャガチャ販売機は中古品を購入している[5]。
賞歴
編集出典
編集- ^ a b c d e “ほやたまご”. 暮らす仙台. 仙台市 (2019年7月). 2025年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e 「ガチャガチャから飛び出る「ほやたまご」…仙台駅では2か月で1000個販売」『読売新聞』2021年6月27日。2025年1月8日閲覧。
- ^ a b c 「ほやたまご、ガチャで販売 女川ハマテラスに2台目設置」『河北新報』2021年6月4日。2025年1月8日閲覧。
- ^ a b 松村圭 (2017年7月14日). “【特集】韓国風評で大量処分のホヤ 生産調整の一方で希望も”. 47news. 2025年1月8日閲覧。
- ^ a b 石巻Days(石巻日日新聞社公式) (2021年12月10日). “「ほやたまご」が農林水産大臣賞 女川・マルキチ阿部商店 家庭料理をガチャ販売”. 2025年1月8日閲覧。